ここから本文です

DeNA筒香 初40号 ゴジラ以来!高卒7年目左打者大台

スポニチアネックス 9月14日(水)6時19分配信

 ◇セ・リーグ DeNA11―3ヤクルト(2016年9月13日 神宮)

 雨に煙る神宮の夜空にアーチをかけた。DeNAを悲願のクライマックスシリーズ(CS)進出に近づける一発はバックスクリーン右に着弾。三塁ベンチに戻った筒香は隣のエリアンに手荒い祝福で頭を叩かれた。すぐさま叩き返すと、周囲は爆笑に包まれた。

 「40号はシーズンが終わって振り返った時にどう思うか分からないけど満足感や達成感の中では、もっともっと上に行きたいとは思う。でも一番はCSに出ること。チームが勝ててよかった」

 記念弾は4点リードの7回2死一、二塁で飛び出た。2ボール1ストライクから村中の146キロ直球を引き付け、強烈な回転運動でジャストミート。チームの日本人では08年の村田(現巨人)以来、左打者では史上初の40号を記録した。本塁打のタイトルを争う山田の目の前でアーチをかけ、その差も2本に広げた。

 大事な試合だった。7連戦の初戦、しかもCSを争う4位・ヤクルトとの2連戦の初戦だった。梶谷、宮崎がコンディション不良でスタメンを外れる中、4番の責任を果たした。8月中旬には22打席連続無安打の不振でチームも黒星を重ねたが、主将として試合前にミーティングを呼び掛けるなど周囲に気を配り「下を向かず頑張りましょう」と気勢を上げた。CSに向け一体感を増すチームの中心に筒香がいる。

 高卒7年目の左打者で40号に達したのは99年の松井秀喜(巨人)以来。松井氏の著書「エキストラ・イニングス」を愛読するなど、尊敬の念は強い。昨春のキャンプで直接指導も受けた筒香は「僕なんか松井さんと比較されるような選手じゃない」と謙遜する。

 大勝でヤクルトとのゲーム差は4・5。ラミレス監督は「重要な試合を選手が乗り越えた。筒香は日本の4番であることを証明している」と褒めた。筒香は「(山田とのタイトル争いも)周りが楽しんでくれたらいい。CSに出ることが圧倒的に大事」と言う。残り10試合。12球団で唯一CS未経験のチームは、最短で17日に悲願を達成する。(山田 忠範)

最終更新:9月14日(水)21時37分

スポニチアネックス