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阪神ヘイグ飼い殺し解雇へ…広島の助っ人起用法と正反対

日刊ゲンダイDIGITAL 9月14日(水)9時26分配信

「広島に入っていたら違った結果になったんじゃないか」

 阪神の助っ人・ヘイグ(31)についてこんな声が聞こえてきた。

 球団はすでにヘイグを解雇する方向で動き出し、新助っ人の調査に乗り出している。今季、31試合で打率.231、2本塁打、11打点。マートンの代役として期待が高かったことを考えれば、確かに物足りない。

 が、起用法に問題はなかったか。開幕から主に3番三塁で起用。スローイングに難はあったものの、開幕6試合で打率.444。対戦がひと回りした時点で打率.280、1本塁打、6打点と数字は下降線を描いたが、他球団には、「多少の調子の変動はあるにせよ、ヘイグが打つと打線につながりが生まれた。我慢して使われたら厄介だった」という声もある。

 金本監督は、調子を落とした途端に7番に打順を降格。その5試合後にあっさり二軍落ちさせて見切った。助っ人投手の起用を優先させる策だったとはいえ、19試合での降格はいかにも早い。再度昇格させた際も交流戦で打てないと見るや、アッサリと抹消。8月に右肩痛を訴えたのは、本人のモチベーションも影響したのだろう。

 阪神の助っ人の起用法と対照的なのが広島だ。新助っ人については、フロントから現場に対し、「開幕から100打席は継続して使って欲しい」との要望が出るのだという。それでダメなら起用は現場の判断に任されるが、100打席未満で評価を下さないというコンセンサスが球団と現場にはある。駐米スカウトが3年程度の長いスパンで調査し、オーナーも自ら確認した上で獲得のゴーサインが出る。過去に多くの優良助っ人が誕生している背景にはスカウトの眼力はもちろん、使い方にも秘密があるのだ。スポーツライターの駒沢悟氏もこう言う。

「広島は、助っ人の二軍行きを降格ではなく、調整、育成の場と考えている。出稼ぎに来ている助っ人の多くは、二軍落ちはクビを宣告されたようなものだと思いがち。それをケアするのがうまい。エルドレッドを見ても、14年に本塁打王のタイトルを獲得するまで3年かかった。助っ人でも、脈があると見ればすぐに切らない。年俸を下げて再契約することもある」

 阪神の助っ人は「ダメならシーズン途中で戦力外」というケースが多い。今のままでは、今後も助っ人には恵まれなさそうである。

最終更新:9月14日(水)9時26分

日刊ゲンダイDIGITAL

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