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米債利回り上昇受けドル反発、日銀緩和強化観測で円売り=NY市場

ロイター 9月14日(水)7時29分配信

[ニューヨーク 13日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが反発。米連邦準備理事会(FRB)による年内利上げの可能性があらためて注目され、米国債利回りが上昇したことが影響した。

日銀がマイナス金利の深掘りを今後の金融緩和の軸にする方針との一部報道で、円売りが広がった面もあった。

主要6通貨に対するドル指数<.DXY>は一時1週間ぶり高値の95.672を付けた。米国債利回りが、低調な30年債入札や12月の利上げ観測の強まりを背景に跳ね上がったためだ。

前日のブレイナードFRB理事のハト派的な発言で9月の利上げ期待が後退した代わりに、市場参加者は12月利上げに目を向けた。ウエスタン・ユニオン・ビジネス・ソリューションズのシニア市場アナリスト、ジョー・マニンボ氏は「ドル強気派は9月(利上げ)をあきらめ、今は12月を視野に入れている」と指摘した。

フェデラルファンド(FF)先物が織り込む米利上げの確率は9月が15%、12月が55%強となっている。

ドル/円<JPY>は102.74円まで上昇した後、終盤は0.79%高の102.64円。日本経済新聞は、日銀が来週の金融政策決定会合でまとめる「総括的な検証」でマイナス金利深掘りを緩和策の軸に据え、マイナス金利のさらなる引き下げを検討すると伝え、あらためて手がかりにされた。

ウェルズ・ファーゴ・セキュリティーズの通貨ストラテジスト、エリック・ビオリア氏は、ドル/円の動きは、来週の日銀会合を前にある程度の緩和強化予想が生じたことを反映した可能性があるとの見方を示した。

直近のユーロ/ドル<EUR=>は0.15%安の1.1215ドル。

原油価格下落を背景に資源通貨も対ドルで下落した。豪ドル/米ドルは約7週間ぶり、ニュージーランドドル/米ドルは1週間超ぶりの安値になる場面があった。

ドル/円 NY終値 102.53/102.58

始値 102.19

高値 102.74

安値 102.07

ユーロ/ドル NY終値 1.1217/1.1223

始値 1.1230

高値 1.1259

安値 1.1204

最終更新:9月14日(水)7時29分

ロイター