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連日金星で3連勝 隠岐の海はガムシャラさが賜杯へのカギ

日刊ゲンダイDIGITAL 9月14日(水)12時34分配信

 平幕力士の予想もせぬ快進撃に、ファンもわれ先にと座布団を放り投げた。結びの一番でまたも、前頭筆頭の隠岐の海(31)が波乱を起こした。

 日馬富士の怒涛の攻めをこらえると、右を巻き替えて反撃。まわしを取られながらも屈することなく、もろ差しから寄り倒しで勝負を決めた。

 初日は大関稀勢の里、2日目は横綱鶴竜、そして日馬富士を立て続けに退けて3連勝。2日連続、結びの一番で金星を挙げた。

 今場所の主役となるはずだった稀勢の里は、この日で2敗目。もはや綱とりどうこうという問題ではない。代わりにスポットライトを浴びている隠岐の海だが、果たして自身初の賜杯を手にする可能性はあるのか。

 相撲評論家の中澤潔氏は「石にかじりついてでも、という気持ちがあれば」と、こう続ける。

「隠岐の海はバランスの取れた体つきで、身体能力、相撲技術はいずれも高い。負傷休場は3度ありますが、いずれも大きなケガではありません。それはつまり、良い力士の証明でもある。ただ……甘いというか欲がない。気持ちが持続しないので、格下につまらない負け方をする。特に相手有利の体勢では、あっさりと諦めることも多かった。それが今場所は連日粘り強い相撲で勝っている。あとは『何が何でも勝つ』という気持ちを最後まで持ち続けること。それが出来れば優勝してもおかしくありません」

 自他共に認める稽古嫌いで、親方衆や相撲記者も「アイツが必死に汗を流している姿なんて、見たことがない」と口を揃える。かつては大関、横綱を期待されながら関脇止まりだったのも、性格によるところが大きいだろう。

「横綱(日馬富士)は力は強いが、止まれば細いし小さいから」と話した隠岐の海。ファンを失望させた稀勢の里に代わって、9月場所を盛り上げられるか。

最終更新:9月14日(水)12時34分

日刊ゲンダイDIGITAL

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