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財政出動の効果は長続きせず、日本がよい例=フィッチ

ロイター 9月14日(水)7時57分配信

[ロンドン 13日 ロイター] - 格付け会社フィッチのソブリン格付け担当責任者、ジェームズ・マコーマック氏は13日、日本の経験を踏まえると、先進国がいくら財政出動に踏み切ってもその効果は長続きせず、借金だけが膨らむ恐れがあるとの見方を示した。

一部の主要中銀が導入しているマイナス金利や金融緩和について、その効果が弱まっているのではないかとの懸念が広がるなか、各国政府は歴史的な低金利を活用して社会基盤などのインフラ整備を行うべきとの声も聞かれる。ただマコーマック氏は、歳出を増やし成長を押し上げても、財政面での悪化は免れず、長い目でみた刺激効果は疑問だと指摘した。

その上で日本の事例を挙げ「財政政策による乗数効果を否定する理由はどこにもないが、日本の経験を振り返ると、確かに乗数効果はなかった。財政を大幅に拡張しても結局、債務が膨らんだだけだった」と述べた。

最終更新:9月14日(水)11時58分

ロイター