ここから本文です

電子出版権ができたってさ

Impress Watch 9月14日(水)7時20分配信

 オンラインソフト作者に限らず、あらゆるクリエイターが創作活動を続けるために、著作権をはじめとして知らないと損する法律や知識はたくさんある。本連載では、書籍『クリエイターが知っておくべき権利や法律を教わってきました。著作権のことをきちんと知りたい人のための本』の内容をほぼ丸ごと、三カ月間にわたって日替わりの連載形式で紹介。権利や法律にまつわる素朴な疑問に会話形式の堅苦しくない読み物でお答えする。

 前回掲載した“商業流通って実はすごい”の続きとして、今回は“電子出版権ができたってさ”というテーマを解説する。

■電子出版権ができたってさそういえば、著作権法が改正されたというニュースを見たんですけど、何が変わったんです?

お、よくチェックしていますね。先生うれしいです。

えへへ。

2015年1月1日から施行された改正著作権法では、電子出版に対応した『出版権』が設定できるようになりました。

ん? 出版権って、これまでの著作権の話には出てこなかったですよね。
どういう権利なんです?

出版権は、著者と出版社の契約に基づき設定される権利で、契約期間中は作品を独占的に出版できるというものです。
単なる出版の『許諾』より強い権利で、いわば期限を決めて、著作権を部分譲渡するような制度なのですね。
従来は、紙の本など、物として複製することしか考慮されていない条文になっていたのです。

■次回予告

 今回の続きとして次回は“演奏者やダンサーにも権利がある”というテーマを解説する。

原著について

『クリエイターが知っておくべき権利や法律を教わってきました。著作権のことをきちんと知りたい人のための本』
(原著:鷹野 凌、原著監修:福井 健策、イラスト:澤木 美土理)

クリエイターが創作活動するうえで、知らないと損する著作権をはじめとする法律や知識、ノウハウが盛りだくさん! “何が良くてダメなのか”“どうやって自分の身を守ればいいのか”“権利や法律って難しい”“著作権ってよくわからない”“そもそも著作権って何?”といった疑問に会話形式の堅苦しくない読み物でお答えします!

Amazonで購入:クリエイターが知っておくべき権利や法律を教わってきました。著作権のことをきちんと知りたい人のための本(単行本版)クリエイターが知っておくべき権利や法律を教わってきました。著作権のことをきちんと知りたい人のための本(Kindle版)

窓の杜,鷹野 凌

最終更新:9月14日(水)7時20分

Impress Watch