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投で日本最速も…日ハム大谷に“打者でSB戦”という選択肢

日刊ゲンダイDIGITAL 9月14日(水)12時34分配信

 札幌ドームがどよめきに包まれた。

 日本ハムの大谷翔平(22)が、13日のオリックス戦で日本球界最速の「164キロ」を叩き出した。これまでの最速記録は、自身の持つ163キロ。三回、1死二、三塁の場面で糸井に投じた初球が、その記録を打ち破ったのだ。

 しかし、最速の余韻に浸る暇などなかった。大谷が腕を振り抜いた一瞬後、糸井のバットにはじき返されたボールは右翼前へ。走者2人がかえり、2点先制適時打とされた。結局、大谷は5回2失点でマウンドを降りた。

「内容的には、ランナーを出してからが課題ですね」と降板後に話した大谷。先発復帰した前回も2回1失点と、ピリッとしなかった。この日も直球の制球が定まらず、初回は三者凡退ながら荒れに荒れた。だからこそ糸井にコースを絞られ、バットを折りながらも最速球を安打にされた。球速は164キロでも、キレと伸びを欠いた証拠でもある。

■ヤフオクドームで打率5割

 となれば、懸念されるのが21、22日に敵地で行われる2位・ソフトバンクとの直接対決だ。栗山監督はここに大谷をぶつけようと先発調整をさせていたが、2試合とも失点している。大谷はヤフオクドームでは防御率1.84と相性が良い。それでも右手中指のマメを潰した影響で実戦から1カ月以上も離れていた現在、以前のような力を発揮できるとは限らない。

「ソフトバンク戦は2試合とも野手専念でもいいのではないか。打者としてもヤフオクドームで打率.524、3本塁打と打ちまくっている。それに大谷を先発させると、その前後の試合は打者起用しないのが鉄則。21、22日のどちらで投げるにせよ、先発起用ならバッターボックスには入れない。この大一番でのリアル二刀流は負担が大きく、現実的ではありません。ならばいっそ、打者で2試合に出場した方がチームに貢献できるのではないか」(日本ハムOB)

 今は内容よりも結果がすべての時期。164キロでもヒットにされたら棒球と同じだ。

最終更新:9月14日(水)12時34分

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