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巨人は休まない 高橋監督、主力の調整抹消を封印

日刊スポーツ 9月14日(水)8時1分配信

 巨人高橋由伸監督(41)がムチを振り、CSへ加速する。11連戦の初戦となる今日14日の中日戦(ナゴヤドーム)に向けて13日、名古屋入りした。レギュラーシーズン残り14戦はCS第1ステージの開催権が得られる2位死守と、ポストシーズンへの助走がテーマの戦いとなる。ベテラン勢は2軍入れ替えで体調を整えるよりも1軍の緊張ある戦いに身を置かせ、刺激を与え続ける方針を示した。

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 リーグ優勝は逃したが、日本一を目指すレースは終わっていない。高橋監督は最終コーナーに向けて、選手たちにムチを入れ続けることを誓った。名古屋へ向かう前に残り試合への起用の指針を示した。「(主力の2軍への)入れ替えは考えていない。調子が悪い人は上げないといけないし、いい人は維持させないといけない。野手は抹消させてから戻しても残り試合は少ないから」と、1軍の軸は基本的にベストメンバーとして固定する考えだ。

 終盤を迎え、ベテランのコンディションは万全ではない。阿部は5月末に復帰以降、79試合連続で先発出場を続けている。持病の首痛などを抱えているが、試合に出られる状態なら、先の体調を見越して温存することはしない。悠々とリーグ優勝を決めた広島が黒田を登録抹消したり、新井を打点王獲得よりも体調を優先させる方針とは対照的だ。「緊張感だけは切らさないようにしないと」。大差をつけられて優勝を献上し、2位に浮遊するチームに余裕は無用だ。

 3位DeNAの影は遠いが、一戦必勝の態勢を崩さない。その中でテストも行う。育成から昇格し、5月に先発デビューしたルーキー長谷川を見定める。「ファームでは江柄子とともに一番成績を残した」。中継ぎ待機し、11連戦中の先発を検討する。

 広島に目前で胴上げされ、試合後に「結果として優勝は広島。だからといってシーズンは終わっていない。振り返る時ではない」と言葉に怒気がはらんだ。敗北を強烈に嫌う。最後に勝者になるため、指揮棒が激しく動く。【広重竜太郎】

最終更新:9月15日(木)10時41分

日刊スポーツ

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