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アトレティコ、ミラノでの悲劇に背を向け第一歩…サウール弾&オブラクのPKストップでPSVに勝利/CLグループD第1節

GOAL 9月14日(水)6時37分配信

13日のチャンピオンズリーグ・グループD第1節、アトレティコ・マドリーは敵地フィリップス・スタディオンでのPSV戦を1−0で制した。

PK戦でシュートを右ポストに直撃させたフアンフランが、悲劇の主役となったあのミラノでのCL決勝レアル・マドリー戦から108日。アトレティコがシメオネ政権下で3度目となる決勝進出、そして初の優勝を再び目指す今季CL初の対戦相手は、昨季の決勝トーナメント1回戦で対戦したPSVである。

GKオブラク、DFフアンフラン、ヒメネス、ゴディン、フィリペ、MFガイタン、ガビ、サウール、コケ、FWガメイロ、グリーズマンを起用し、4−4−2システムを採用したアトレティコは、観衆の後押しを受けるPSVに昨季と同じく苦戦。ボールこそ保持するものの、ミドルゾーンで強力なプレッシングを受けてチャンスを生み出すまでには至らず、またナルシン&デ・ヨングの高さとスピードを生かしたカウンターに手を焼いた。

5分にはセットプレーからエクトル・モレノ、デ・ヨングとつながれて枠内にボールを押し込まれたアトレティコだが、これはH・モレノがマークについていたフィリペに対しファウルを犯したとして、ゴールは認められず。冷や汗をかいたアトレティコはその後も攻撃がうまく機能せず、得点方法はミドルレンジからのシュートに狭められた。

試合は大きな動きがないまま時間ばかり進んだが、43分に得点が決まった。先制したのは、アトレティコだ。右サイドからのCK、ファーでボールを受けたサウールの右足のシュートがPSVのDFに当たり跳ね返ると、ゴディンのバイシクルシュートが空を切ってから再びサウールの足元に。背番号8は利き足の左足で再びボールを叩き、枠内左に突き刺した。

PK戦で勝敗が決した昨季の対戦では1点も決められなかったPSV相手に、ようやく得点を記録したアトレティコ。45分にはヒメネスが実際に触れてなかったにもかかわらず、ナシリンをスライディングで倒したとしてPSVにPKを献上したが、キッカーのグアルダードのシュートはGKオブラクが横っ飛びで弾き、1点をリードしたまま試合を折り返している。

アトレティコは後半、2点目を狙い積極的にPSVゴールに迫るが、ガメイロ、フィリペ、グリーズマンらはシュートを決め切ることができない。シメオネ監督は60分過ぎから選手交代を敢行し、ガイタン、ガメイロとの交代でチアゴ、カラスコを投入。チアゴをアンカーとする4−3−3にシステムを変更し、中盤の守りを固めた。

その後アトレティコはリスクを伴う攻撃を仕掛けることがなくなり、自陣で防戦に徹するように。シメオネ監督は77分に最後の交代カードを切り、サウールとの交代でフェルナンド・トーレスを入れてカウンターの鋭さを研ぐ。しかし終盤に入ってもアトレティコはPSVに押し込まれ続け、さらにチアゴが負傷して足を引きずるなど劣勢の色さえ浮かんだ。

後半アディショナルタイム、アトレティコはペナルティーエリア内でフリーとなっていたペレイロにヘディングシュートを放たれたが、これはオブラクの正面に飛び何とか難を逃れる。結局、シメオネ監督のチームはリードを維持したまま試合終了のホイッスルを迎え、難所から勝ち点3を持ち帰ることに成功。アトレティコのロッカールームでは現在、「過去にしがみついていれば、未来をつかむ手は持ち得ない」との言葉が流行しているようだが、ミラノでの悲劇に背を向けて、新たなる希望の一歩を踏んでいる。

なおフアンフランは、今回の試合で現アスレティック・ビルバオのラウール・ガルシアと並び、アトレティコのCL最多出場(35試合)選手となった。

GOAL

最終更新:9月14日(水)6時37分

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