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壁パネル外し開始 撤去後、大型がれき処理へ 第一原発1号機

福島民報 9月14日(水)11時50分配信

 東京電力は13日、福島第一原発1号機の原子炉建屋を覆うカバー「壁パネル」の取り外しを始めた。建屋内に残る使用済み核燃料の取り出しに向けた工程の一つで、約3カ月かけて18枚のパネルを撤去する。 
 初日は作業の模様を報道陣に公開した。横23メートル、縦17・5メートル、重さ20トンのパネルを大型クレーンで挟み込んで外し、約20分かけて地上に降ろした。建屋上部の一部がむき出しになったが、東電によると、取り外しの前後で発電所敷地付近の空間放射線量に大きな変化はなかった。 
 18枚を全て取り外した後、防風シートをかける。建屋上部に残る大型がれきを重機で撤去し、燃料取り出しに備える。取り外したパネルは細かく切断し、発電所構内で保管する。 
 作業に立ち会った経済産業省資源エネルギー庁の木野正登廃炉・汚染水対策官廃炉・汚染水対策担当室現地事務所参事官は「廃炉に向けた第一歩を踏み出せた。安全第一で作業を進めてほしい」と話した。 
 建屋カバーは水素爆発で壁が吹き飛んだ部分から放射性物質が飛散するのを防ぐため、東電が平成23年10月に設置した。放射性物質の飛散防止剤を散布するなどし、昨年10月までにカバーの屋根部分を取り外した。 

福島民報社

最終更新:9月14日(水)11時52分

福島民報