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国民栄誉賞の妹・馨へ姉・千春さんのご褒美は母の味

東スポWeb 9月14日(水)16時32分配信

 リオ五輪で女子史上初の五輪4連覇を達成したレスリング・伊調馨(32=ALSOK)の国民栄誉賞受賞が13日、正式に決定した。伊調の姉で北京五輪銀メダリストの千春さん(34)は、吉報を故郷の青森・八戸市で聞いた。「とにかくありがたい。試合をしたのは馨だけど、支えてきてくれた人のおかげだと思う」と姉らしく周囲への感謝の気持ちを語った。

 妹へのご褒美には「おいしいものを食べさせてあげたい。まともに食べられていないと思うから」。妹は24日に五輪後初めて八戸に戻るが、きんぴらごぼうとひじきの煮物を振る舞うつもりだ。

 伊調は2014年に亡くなった母・トシさん(享年65)のつくるこの2品が大好きだった。千春さんは昨年、八戸に帰省してきた妹のために腕を振るったが母の味にはならず、2人で「何かが足りないね」と話しながら食べた。この時を最後に「お母さんがつくる味にならなくて、悲しくなって」この2品をつくるのをやめた。だが、妹はリオ五輪で力を出し尽くした。現在は少し味が違っていても、母の思い出の料理で癒やしてあげたいと思っている。

 トシさんの墓参りにも行く予定だ。本来ならリオ五輪前の7月に母の墓前に「行ってきます」とあいさつするはずだったが、ケガの治療や練習などで予定が立たなかった。ブラジル出発の2日前にわずかの時間ができて東京から八戸に向かおうとしたものの、千春さんら家族が「何かあったら困る。私たちが馨の分までお参りするから大丈夫」と止めていた。今回は最愛の母に金メダル獲得、そして国民栄誉賞受賞を報告する。

 いまだに金メダルに触れていないという千春さんは「落ち着いたらゆっくりと話がしたいです」。甘えん坊の妹をしっかりと支えてきた姉の存在も、大きな力になった。

最終更新:9月14日(水)18時28分

東スポWeb

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

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昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。