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<高校野球>袋井、秋も快進撃 西部地区31年ぶりV

@S[アットエス] by 静岡新聞 9月14日(水)17時11分配信

 今夏の全国高校野球選手権静岡大会で準優勝し、旋風を巻き起こした袋井の勢いが秋も止まらない。秋季西部地区大会では強豪を次々に撃破して31年ぶりに優勝。17日開幕の県大会は東海大翔洋―伊東の勝者との初戦が決まり、士気を高めている。

 部員は1、2年38人。野球部対象の学校裁量枠はなく、「普通の子たち」と鈴木彰洋監督。学業との両立のため午後8時の完全下校が決まりで、1日約3時間しか練習時間を確保できない。そうした条件下での快進撃に、県内野球関係者の関心も高まる一方だ。

 今春、着任した鈴木監督の試行錯誤が選手の持ち味を引き出し、成果を選手が自信に替える好循環が生まれている。短時間の練習で指揮官がまず重視したのは効率。課題に優先順位を付けて取り組ませた。試合で挟殺プレーやバントにミスが出れば、直後の練習に反映させる。そのため練習内容は毎日変わる。鈴木貫太主将は「モチベーション(目的意識)が高まり、新鮮な気持ちで取り組めている」と言う。

 日常から時間を無駄にしない姿勢が、試合での集中力にもつながっている。「流れをつかんで一気呵成(かせい)に攻める」。鈴木監督の狙い通り地区大会はビッグイニングをつくった試合が多かった。

 選手自身が対戦相手の情報を収集して共有し、対策を考える習慣も徐々に浸透。さらに環境整備係、戦力分析係など班ごとに役割を細分化してリーダーを置き、責任感の醸成を図っている。

 今夏、決勝の舞台に立った鈴木貫、岡本健ら3人が残る。岡本は「本気で甲子園に行きたいと思うようになった」。鈴木貫は「夏は3年生のおかげ。今度は自分たちが打破しないと」と、秋の県大会で新たな歴史を刻むつもりだ。

静岡新聞社

最終更新:9月14日(水)17時11分

@S[アットエス] by 静岡新聞