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大阪府立中央図書館に室内型ビオトープ 「居心地のいい空間」目指す /大阪

みんなの経済新聞ネットワーク 9月14日(水)15時50分配信

 大阪府立中央図書館(東大阪市荒本北1、TEL 06-6745-0170)1階エントランスホールに9月9日、「せせらぎ室内ビオトープ」が設置された。(東大阪経済新聞)

水槽の照明は色が変わることもある

 今年5月に開館20周年を迎えた同館。より快適な環境を提供できるよう、指定管理者の図書館流通センター(TRC、本社=東京都)は昨年4月、1階の企画展示エリアに大阪の四季をイメージした香りと川のせせらぎの自然音を再現した「音と香りのエリア」や、自然光が入るガラス張りの「読書カフェ」をオープン。居心地のいい空間作りに取り組んできた。

 1階エントランスホールはこれまでギャラリースペースとして活用してきたが、2階まで吹き抜けの同スペースは「音が響き、グレーの大理石が冷たい雰囲気を漂わせくつろげない感じがしていた」と、TRC担当部門責任者の仲麻紀子さん。本年度からは「人のつながるような企画をしていこう」と「まちライブラリー」を開設。月1回、テーマに合わせた本を持ち寄りディスカッションするイベントを開いて本棚に寄贈していき、利用者は同スペースで本を読み、本を寄贈した人のメッセージや読書後に書かれた感想を読むなどカードを通じて交流している。

 今回、音を緩和させ「読書カフェ」と一体化するよう、自然と生態系を身近に感じられる「せせらぎ室内ビオトープ」を設置した。関西の図書館では初めて。植物の緑とゆったりと泳ぐ観賞魚、流れ落ちる水音を楽しむことができる水替え不要の同設備には、「不安な気持ちやストレスを緩和する効果がある」といい、白っぽく明るいスギのフレームに囲われた水槽にはサンゴが敷き詰められ、コバルトブルー・シクリッド、ラビドクロミス・カエルレウス、スノーホワイト・シクリット、プレコの4種類が飼育されている。

 水槽の設置後は、親子連れや高齢者が足を止め、ゆっくりと眺める姿が見られるという。仲さんは「一歩入ったときや、本を選ぶのはエネルギーを使うので利用した後にホッとくつろげる空間を目指した」といい、「子どもたちが植物や生き物、環境に興味を持ち、魚の成長を楽しみに来館してくれたら」と期待を寄せる。

 現在、水槽内の魚に名前を付ける企画を進めており、今月30日まで同スペースで投票を受け付ける。発表は10月1日。

 開館時間は9時~19時(土曜・日曜・祝日は17時まで)。月曜休館(祝日の場合は翌日)。

みんなの経済新聞ネットワーク

最終更新:9月14日(水)15時50分

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