ここから本文です

足立区が居場所支援事業 高校中退防止へ環境整備も

産経新聞 9月14日(水)7時55分配信

 経済的に厳しい環境に置かれた中学生らの学習支援などを行う施設を3カ所設置している足立区は13日、区西部に4カ所目となる施設を開設する方針を発表した。補正予算に約410万円計上する。

 区ではさらに、高校へ進学した施設利用者が中退するのを防ぐために、引き続き4施設で学習支援を受けられる環境を整えたいと話している。

 同区では、生活保護受給世帯やひとり親家庭、兄弟姉妹が多く家庭学習が難しい中学生らを対象に、放課後の居場所を兼ねた学習支援などを行っている。平成27年に区北部地域に開設されたのをはじめ、28年8月までに東部地域、中部地域に設置。来年度には、西部地域に新設され、事業は区全域に広がる見通しとなっている。

 最初に開設された北部地域の施設を利用し、今春、中学を卒業した生徒が全員高校へ進学するなど、学習支援効果が表れている。

 ただ、区が施設を利用した中学3年生に「中学卒業後もこのような学習支援を受けたいか」と質問するアンケートを実施したところ、回答した18人中12人が「あれば受けたい」と回答した。

 同区では、高校中退率が高いため、中退を防止する観点からも、施設利用後に高校へ進学した生徒が引き続き、施設で学習支援を受けられる環境が必要と判断。今秋にも北部地域で実施する準備を進めている。

最終更新:9月14日(水)7時55分

産経新聞