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柔道強化委員長に金野潤氏 東京へ異例の大抜てき

日刊スポーツ 9月14日(水)10時13分配信

 全日本柔道連盟の強化委員長に全日本選手権を2度制した金野潤氏(49)が就任する見通しとなった。今日14日に行われる常務理事会、理事会を経て決定する。現在母校である日大で監督を務める同氏は五輪、世界選手権の出場歴がなく、20年東京五輪へ向けた異例の大抜てきとなる。

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 柔道発祥国として威信が懸かる4年後の大舞台へ、全柔連は思い切った人事に踏み切る。同氏は現役時代は95キロ超級、無差別級で活躍。最大のライバルに92年バルセロナ五輪銀メダルの小川直也がおり、さらに五輪には無差別級がなかったこともあり、世界舞台の経験はない。ただ、国内では90年代に小川・金野時代を築き、94年と97年には全日本選手権で日本一に輝いた。

 引退後には米国留学するなど幅広くコーチングを学び、日本の伝統にとらわれない指導法で多くの選手を輩出してきた。リオデジャネイロ五輪では日大出身の教え子で100キロ超級の原沢久喜が銀メダルを獲得。緻密で正確な理論派の指導者として結果を残した。

 歴代の強化委員長は五輪、世界選手権経験者が務めるのが主だった。15年1月に斉藤仁強化委員長が死去してからは、山下泰裕氏がその任を担ってきた。金野氏の起用はその山下氏の意向が大きい。リオ五輪では男女で金メダル3つ、男子は全7階級でメダルを獲得するなど、ロンドン五輪で金メダル1つに終わった惨敗からの復活を印象づけたが、従来の概念に収まらない強化のトップのもとで、さらに上を目指す。

 ◆金野潤(こんの・じゅん)1967年(昭42)3月20日生まれ、東京・文京区出身。埼玉・川口市立芝中1年で柔道を始め、日大一高-日大-綜合警備保障(現ALSOK)。国際大会優勝は91、97年アジア選手権、94年アジア大会。30歳で制した97年全日本選手権では30代では23年ぶりだった。引退後は綜合警備保障監督をへて、日大監督に。現在は全柔連の強化委員を務めている。

 ◆全柔連の歴代強化委員長 近年は、現講道館館長の上村春樹氏(76年モントリオール五輪金)、吉村和郎氏(73年世界選手権銅)、斉藤仁氏(84年ロサンゼルス、88年ソウル五輪金)、山下泰裕氏(84年ロサンゼルス五輪金)が歴任。

最終更新:9月14日(水)11時9分

日刊スポーツ

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