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豊洲盛り土問題 外部有識者会議の委員ら「詳しい説明なかった」

産経新聞 9月14日(水)7時55分配信

 東京都が築地市場(中央区)の移転先の豊洲市場(江東区)で土壌汚染対策の「盛り土」を主要施設下で実施していなかった問題で、土壌汚染対策の工法を検討していた外部有識者の会議の委員らが13日、産経新聞の取材に応じ「都から当時、詳しい説明がなかった」などと述べた。都は同会議に対策の実施完了を報告、確認を得たとしてきたが、外部委員には正確に伝わっていなかった格好だ。

 都は平成20年7月、土壌汚染対策を検討する専門家会議から敷地全体で4・5メートルの盛り土をするよう提言を受け、8月に土壌汚染対策の工法を検討する技術会議を発足させた。11月には、主要施設下に盛り土をしない案を技術会議に提示。26年11月に工事完了を報告したが、専門家会議の提言と異なっていることは説明しなかった。

 「専門家会議の提言に従わずに工法を変更するなら、専門家会議にもう一度諮るのが筋だ」。技術会議委員の一人で産業技術大学院大学の川田誠一学長は、都のプロジェクトの進め方に疑問を呈した。

 川田氏は「技術会議は対策の具体的な工事方法を検証するのが目的で、安全性について検証することはなかった」などと説明。自身の専門である地下水管理システムに意識が集中し、盛り土については「発言があったとしても記憶にない」と述べた。

 同会議のメンバーだった都環境公社の長谷川猛非常勤理事は、一部施設下の空洞の床面に砂利がむきだしになっていることを問題視。「工事が雑な印象だ。盛り土をしないのであれば、しっかりとしたコンクリートを敷設すべきだ」と話した。

最終更新:9月14日(水)8時43分

産経新聞

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