ここから本文です

中銀は低金利に適応を、物価目標達成急げば悪影響も=BIS幹部

ロイター 9月14日(水)19時50分配信

[ウィーン 14日 ロイター] - 国際決済銀行(BIS)のボリオ金融経済局長は14日、中央銀行は金融緩和を拡大するのではなく、インフレ率が長期間にわたって目標を下回る状況に適応する必要があるとの見解を明らかにした。

同局長は中銀関係者の会議で、中銀の政策が長期的な経済安定を損なう恐れがあるため、インフレ目標の達成にもっと時間をかける必要があるかもしれないと指摘した。

「金融の安定に配慮した金融政策を採用すれば、インフレ率が目標から外れることにさらに忍耐強くなることを求められる可能性がある」と述べた。「(中銀の)責務を変更する必要はないが、少なくともインフレ目標の達成期間など、どのように責務を果たすかで修正が必要になることもあり得る」と指摘した。

グローバル化や技術の進歩によってインフレ率が低水準にとどまっているときに景気刺激策を続ければ、債務返済が困難になる「借金地獄」を生み出す恐れがあると警告した。

そうした状態になれば経済に打撃を与えずに利上げを行うことは難しくなるとし、バランスシート不況とデフレの組み合わせの危険性を強調した。

同局長は現在の状況について述べたものではないと説明した。

最終更新:9月14日(水)19時50分

ロイター