ここから本文です

<東松山の16歳殺害>傷害致死で2少年を家裁送致 地検

毎日新聞 9月14日(水)21時25分配信

 埼玉県東松山市の都幾川河川敷で同県吉見町の井上翼さん(16)が遺体で見つかった事件で、さいたま地検は14日、殺人容疑で逮捕された少年5人のうち2人を傷害致死の非行内容でさいたま家裁に送致した。家裁は同日、この2人を27日までの観護措置とする決定を出した。残る3人も勾留期限の15日に家裁に送致される見込み。

 送致されたのは、同市の無職少年(16)と川越市の中学3年の少年(15)。地検は2人の認否を明らかにしておらず、非行内容を傷害致死にした理由については「捜査を遂げた結果」としている。

 県警は8月25~26日、逮捕した5人の少年のうちの4人について、殺人容疑を認めていると発表した。捜査関係者によると、その後の取り調べでいずれも暴行への関与を認めながら殺意を否認した。それぞれの供述に食い違いがあるほか、黙秘に転じた少年もいるという。

 県警は、5人のうちの1人が河川敷で井上さんが暴行される様子を撮影したとみられる動画を入手した。だが画像が鮮明でなかったこともあり、動画をもとに当時の状況を明確に把握することはできなかったという。

 また事件は8月22日早朝に起きたとみられるが、同日午後に現場の河川敷は台風の影響で一時水没しており、遺留品などの捜索が難航した。このため現場周辺から十分な物証を得ることもできず、殺人での立証は困難と判断したとみられる。【和田浩幸、遠藤大志、安藤いく子】

最終更新:9月14日(水)23時30分

毎日新聞