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iPhone7、恩恵に限界=過度な依存、リスクも―部品メーカー

時事通信 9月14日(水)17時39分配信

 米アップルの新型スマートフォン「iPhone(アイフォーン)7」と「7プラス」が16日発売される。アイフォーンは日本では人気が高いが、世界市場ではライバルの韓国サムスン電子や中国メーカーに押され、シェアを落としている。かつての威光が衰える中、部品を供給する日本メーカーへの波及効果も限定されそうだ。

 アイフォーンシリーズは2015年には世界で2億3150万台を売り上げ、特に日本では5割を超えるシェアを誇る。今回の7も「(電子マネーが使える)『フェリカ』搭載の威力は大きい」(調査会社IDCジャパンの片山雅弘リサーチマネージャー)とされ、携帯電話大手が買い替え需要に期待を示す。

 一方、世界市場については「マイナーチェンジにとどまり、購入を見送る人も多い。世界販売は(昨年発売した)6Sを下回るのでは」(長内厚早大大学院教授)との見方も出ている。

 アイフォーンには多くの日本企業が部品を供給しており、その販売動向は業績を左右する。液晶画面を供給する液晶大手のジャパンディスプレイは6Sの販売不振で、16年3月期は純損益が赤字に転落した。

 部品メーカーの間では「7が売れるに越したことはない」(京セラ)と冷静な受け止めも聞かれる。長内教授は「アップルは端末の台数を絞り込んでいる」と指摘。その上で「アップル依存度が高ければ、これからはリスクになる」と警告している。 

最終更新:9月15日(木)9時42分

時事通信