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世界最小で生まれた赤ちゃん、すくすく育って生後9か月に

The Telegraph 9/14(水) 10:49配信

 ドイツ西部ビッテン(Witten)で今年1月、 妊娠わずか25週目に帝王切開で生まれたエミリア・グラバルチク(Emilia Grabarczyk)ちゃんは、このような早産を生き延びた、世界で最も小さな赤ちゃんと考えられている。

 生まれた時の身長は22センチ、体重は約230グラムしかなかった。妊娠25週目の健康な赤ちゃんに比べると約3分の1の重さだ。足の大きさも3センチに満たなかった。だがそれから9か月、エミリアちゃんの体重は3230グラムとなり、体も日に日に強くなっている。

 聖メアリー病院小児科のバーマン・ガラビ(Bahman Gharavi)医師は、エミリアちゃんの誕生は本当に特別だったと語る。「400グラム弱の新生児でも生き延びることはほとんどない。私たちはエミリアちゃんの生命力に感謝しないといけない。彼女は小さなファイターだ」

 そして「生後6か月たっても、彼女が生き延びることができるかどうか、確証はなかった。力強さがみられるようになったのは、本当にこの数週間だ」とも述べた。

 エミリアちゃんの母親のサビーネさんは妊娠25週目に入った直後、胎盤から胎児に十分な栄養を与えられない状況にあると産科医から告げられた。帝王切開をしなければ、エミリアちゃんは母親のお腹のなかで亡くなっていただろう。

 ガラビ医師が率いた小児科医、婦人科医、小児外科医のチームによる緊急手術が行われ、エミリアちゃんは一命をとりとめた。超未熟児だったが、エミリアちゃんの健康状態は良さそうだった。早産だったために行動障害や学習障害のリスクがあるが、今のところ、そうした兆候はない。

「つらい日や涙を流した日も多かったけど、この子は何としても生き延びようとしていた」と、サビーネさんは語っている。【翻訳編集】AFPBB News

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最終更新:9/14(水) 10:49

The Telegraph