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大型カジノIR「パリジャンマカオ」開幕…総工費2740億円=目玉は1/2サイズのエッフェル塔

マカオ新聞 9/14(水) 9:26配信

 米国、マカオ、シンガポールでカジノIR(統合型リゾート)を運営する米ラスベガスサンズグループ(LVS)傘下でマカオのカジノ経営ライセンスを保有する6陣営の一角、サンズチャイナ社がマカオ・コタイ地区で開発を進めてきた大型IR「パリジャンマカオ」が9月13日午後8時18分に開幕した。

 これまでに公表された情報を総合すると、パリジャンマカオはフランス・パリがテーマのIRで、プロジェクト総工費は約27億米ドル(日本円換算:約2742億円)。2分の1スケール(約160メートル)のエッフェル塔のレプリカ、客室数3000室のホテル、ゲーミングテーブル410台とスロットマシン1600台が並ぶカジノ、170店が軒を連ねるショッピングモール、広さ5200平米のコンベンション施設、1200席のシアター、スパ、ウォーターパークなどで構成される。開業時の従業員数はおよそ6000人とのこと。

 目玉施設となるエッフェル搭の7階と37階には展望台が設けられており、両展望台へアクセス可能な入場券の価格は平日で大人1人168パタカ(約2140円)。リゾート内には、エッフェル塔のほかにも凱旋門などパリを代表する複数の建造物が1/2サイズで再現されているという。

 サンズチャイナ社はマカオ半島でサンズマカオ、コタイ地区でヴェネチアンマカオ、プラザマカオ、サンズコタイセントラルの大型IRを運営しており、6軒のホテルを併設する。パリジャンマカオを加えた同社のホテル数は7軒、客室提供数はマカオ市場全体の3分の1超を占める1万3千室にも達する。LVSとサンズチャイナがマカオ政府から獲得した開発区画は6で、今回のパリジャンが最後の区画にあたる。2004年のサンズマカオのオープンから12年の時を経て、すべての開発計画が完了したことになる。

 なお、LVSはかねてより日本におけるカジノIR事業への進出意向を示している。同社のシェルドン・アデルソン会長は、9月13日午後に開催されたパリジャンマカオのオープニング記者会見の場においても、将来的な進出候補地として日本を挙げ、引き続き高い関心を持っていることを公言したかたちとなった。

 マカオ・コタイ地区は大型カジノIR集積地区として知られ、今年8月22日に米ウィンリゾーツ系のウィンパレスがオープンしたばかり。マカオの月次カジノ売上は昨年6月から今年7月まで26ヶ月連続で前年割れだったが、新IRの開幕効果などもあり、8月には27ヶ月ぶりにプラスに転じた。コタイ地区では2017年から18年にかけて複数の大型IRのオープンが予定されており、カジノ売上の底上げに注目と期待が集まっている。

最終更新:9/21(水) 15:11

マカオ新聞