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雨降って「ホークス逆転Vローテ」固まる 千賀&武田に天王山任せた

西日本スポーツ 9月14日(水)10時0分配信

 雨降って「逆転Vローテ」固まる-。福岡ソフトバンク工藤公康監督(53)が、リーグ3連覇へ向けて先発ローテーションを再編した。13日、コボスタ宮城での楽天戦が雨天中止。先発予定だった武田翔太投手(23)は、14日の同カードにスライド登板する。14日に先発予定だった和田毅投手(35)は、ホークスが後半戦苦手としている17日からのオリックス3連戦の初戦に変更。21日からの日本ハムとの天王山初戦には、ここまでチーム最多の貯金数を稼いでいる千賀滉大投手(23)を先発で起用する。

摂津が苦境のチーム救った 先制許さず2勝目

■千賀 中10日で期待

 うらめしそうに、工藤監督が空を見つめた。午後2時前に、楽天戦の雨天中止が決定。チームがコボスタ宮城の室内練習場で練習を開始した午後3時すぎには、雨は小降りとなった。「天気は仕方ない。ギリギリで(中止が)決まるよりはいいよ」。午後5時すぎの練習終了後には、雨はやんでいただけに複雑な表情で現実を受け止めた。

 12勝の武田と14勝の和田という「二枚看板」で、連勝を計算していた楽天2連戦。雨で流れたことは確かに痛いが、指揮官はすぐに切り替えて3連覇へ向けての最善策を講じた。「すぐに決まったというか、ピッチングコーチと話して決めた」。首脳陣ミーティングを実施し素早く先発ローテを再編した。

 「相性? それもあるけど、今はどううまく回していくかが大事。武田は若いし、いけるんじゃないかな」

 本来2週連続の中5日で和田が登板予定だった14日の楽天戦には、武田を今季初めてスライド登板させる。14日の同戦にそのまま和田を登板させ、当初のプラン通りに21日からの日本ハムとの「天王山2連戦」に和田、武田で臨むという選択肢もあったが、リーグ3連覇へ向けて指揮官は決断を下した。

 「日本ハムもあるけど、オリックスにやられていることもあるので、いいピッチャーで臨みたいというのはある」

 前半戦でぶっちぎっていたチームが、失速した要因の一つがオリックス戦だ。球宴後からここまでの10試合で2勝8敗。ただ、大きく負け越している最下位相手との3連戦を天王山直前に取りこぼせないだけに、17日の初戦に休養十分な和田を立てる。その和田に代わり、21日の日本ハム戦を任されるのは千賀だ。

 千賀は10日の前回登板で2敗目こそ喫したが、ここまで12勝をマーク。リーグ最多の貯金「10」を稼ぎ出している。10日の西武戦では自己ワーストの5失点を喫したが、佐藤投手コーチは「(ローテで)ずっとここまで投げたことがないから」と、疲労が影響していたと分析。「間隔を空ければ張っているものも取れる。体が万全じゃないと、制球がいいわけじゃないから」と、同コーチは中10日で臨める天王山での千賀の好投を期待する。雨降って固まった新ローテで、3連覇を成し遂げる。

=2016/09/14付 西日本スポーツ=

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最終更新:9月14日(水)10時0分

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