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軍艦島保全へ30年108億円 長崎市計画案

qBiz 西日本新聞経済電子版 9/14(水) 11:39配信

 世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」の構成資産の一つ、端島炭坑(軍艦島)について、長崎市は13日、2018年度から段階的に保全を進める整備計画案を開会中の市議会に報告した。整備期間は30年とし、費用は少なくとも108億2千万円と見積もる。

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 軍艦島は閉山から40年余り無人の廃虚だったため、建物などの劣化が進む。国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会は国に保全計画を立てるよう勧告、17年12月までに報告書を出すよう求めている。

 計画によると、島の周囲1・2キロを波から守る護岸▽土地造成の痕跡である石積み擁壁▽採炭のための立て坑や運搬遺構などの生産施設▽幹部住宅として使われた居住施設の3号棟-を劣化が激しかったり、歴史的価値が認められたりしているとして、最優先の保全対象に絞る。

 護岸は明治期の貴重な石垣が残る部分に配慮しながら、保護の方法を決める。3号棟はコンクリートの欠損部分を修復し、ひび割れを防ぐ薬剤を注入。石炭の生産施設は、炭鉱作業員が出入りした立て坑のれんが積み建物などが一部、形をとどめており、補強を進める。

西日本新聞社

最終更新:9/14(水) 11:39

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