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台風10号2週間 「また被害が」復旧急務

日本農業新聞 9月14日(水)7時0分配信

 北海道や東北で甚大な被害が出た台風10号の豪雨から、13日で2週間がたった。北海道清水町では、河川の決壊により広範囲の畑がえぐられ、農地が流亡した。農家やJAは、災害に強い河川の整備や圃場(ほじょう)の復旧など、早急な対応を国に求めている。

 河川や農業用水が氾濫して、作物や乳牛、農機具などが流失する被害が相次いだ同町。テンサイなどの畑作地帯を流れる幅2メートルほどの小川が、幅数十メートルの暴れ川に変貌し、作物だけでなく農地まで根こそぎ奪い去った。

 人の背丈ほどに深くえぐられた畑の跡地は、もはや“河原”。三好豊さん(54)のテンサイ畑は、全体で約4ヘクタールのうち1ヘクタールが濁流に奪われた。三好さんは「川が氾濫した後は少しの雨でもひやひやして眠れなかった。河川を直さないと、また畑に被害が出る」と不安げだ。

 JA十勝清水町の串田雅樹組合長は「農家が安心して、もう一度営農をやり直す気持ちになれる支援が不可欠」と、国に長期的な対策を求める。

日本農業新聞

最終更新:9月14日(水)7時0分

日本農業新聞