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ボランティア不足深刻 久慈、台風被害から2週間

デーリー東北新聞社 9月14日(水)11時29分配信

 岩手県久慈市の中心街や山間部に甚大な被害をもたらした台風10号の通過から、13日で2週間が経過した。浸水被害を受けた住宅や店舗の復旧作業が進む中、市内で活動する災害ボランティアの数は慢性的に不足し、特に平日は深刻な状況となっている。市災害ボランティアセンターの高谷淳子本部長は「復旧が進まないと被災者の諦めムードが高まる可能性がある。早期の再建にはボランティアの力が必要だ」と強調。多くの人が参加しやすい態勢づくりにも力を入れる考えだ。

 市によると、同センターは1日に開設し、翌2日から市内各地で、災害ボランティアによる支援活動がスタートした。土日曜日こそ団体の参加が多く、200~300人台と盛況だが、平日は市立長内中の3年生約100人が活躍した7日以外、2桁台に低迷しているのが現状だ。

 ボランティアの活動は、被災した住宅の泥出しやごみの片付けが中心。これらに加え、居住を再開するために必要な清掃作業などのニーズも増しており、当面は一定の人数が必要だという。

 人手不足を解消しようと同センターは、参加しやすい環境整備を進める。これまで郊外の同市旭町の「福祉の村」で、ボランティアの受け付けを実施。12日からは、中心街の同市二十八日町の「ふくしサロン しあわせSUN」に新たな拠点であるサテライトを設置し、利便性を高めた。

 さらに市外から連泊で来る人のため、宿泊先の確保も検討している。

 高谷本部長は「ボランティアに来てもらうための環境を整えることが大事。遠方からの参加者にも対応できるよう考えていきたい」と述べた。

 問い合わせは久慈市災害ボランティアセンター=電話0194(53)3380=へ。

デーリー東北新聞社

最終更新:9月14日(水)11時29分

デーリー東北新聞社