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藤井フミヤ、大阪で2年ぶりツアー幕開け キャリア30年の円熟味/ライブレポート

MusicVoice 9/14(水) 9:51配信

 藤井フミヤの全国ツアー『FUMIYA FUJII CONCERT TOUR 2016 大人ロック』が10日、大阪・フェスティバルホールで開幕した。このツアーは7月にリリースした新アルバム『大人ロック』を携えたもので、4カ月に渡り、26カ所32本の規模でおこなわれる。

【写真】大人ロックでファンを魅了したフミヤ

 藤井にとって全国ツアーは2年ぶりとなるが、それでも30年以上のキャリアに裏打ちされた、円熟のパフォーマンスでステージを作り上げていった。MCでは「びっくりポンや!」と大阪が舞台の朝ドラから引用、さらに新曲から往年のヒット曲までを織り交ぜたセットリスト、サービス満載だ。しっかりと確実に観客の心を掴んだ。

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 コンサートは、新アルバム『大人ロック』に収められた楽曲を中心に構成。ツアー・メンバーは、バンドマスターの有賀啓雄(B)を中心に、屋敷豪太(Ds)、松本圭司(Key)、石成正人(G)、友森昭一(G)と熟練の「大人」ミュージシャンが結集した。

 曲によって4ピースやトリオ編成と様々なユニットでサポートしていく。一方、フミヤもブルースハープを吹いたり、アコースティックギターの弾き語り等、プレイヤーとしても参加。八面六臂の活躍をみせる。

 アルバム『大人ロック』は、ミュージシャンとして30年以上のキャリアを持つフミヤだからこそ出せるサウンド。「(ツアーが)1年空いたのは久々。この歳になると結構大変だよ(笑)。今日は初日なので多少ピリピリしています!」と幾分緊張していたようだが、コンサートでも大人の色気を漂わせたボーカルでオーディエンスを魅了し続ける。

 従来のフミヤのコンサートでは女性客が殆どであったが、この日、目立ったのは男性ファンが増えていた事。黄色い歓声に混じって野太い声援がかかるのもフミヤのコンサートでは珍しい光景。「大人ロック」がそれだけ男性ファンにも支持されてきた証左だろう。

 曲毎に入れ替わっていたメンバー全員がステージに揃い、ここからいよいよ終盤に入ると告げると、「えぇ~! もっと聴きたい!」と惜しむ声が殺到。これにフミヤは、大阪が舞台となった朝ドラ主人公の人気セリフ「びっくりポンや!」と応え、会場は大喝采。地元のファンのハートががっちり掴んで「盛り上がっていくぜ。頼むぜ! 関西!」と後半を一挙に駆け抜けた。

 新アルバム曲だけでなく、「TRUE LOVE」(1993年)や『Another Orion』(1996年)にバンド時代の「Room」(1989年)や「夜明けのブレス」(1990年)など、カバー曲も披露。新旧ヒット曲を織り交ぜた20曲を超えるセットリストに満員の2700人も大満足。

 また、この日の会場である大阪・フェスティバルホールはツアー最終日の会場でもある。最後のMCでは無事に終えそうなコンサートにホッとしたのか「腹減っただろうな…」と漏らす一幕も。

 自身もこの日の仕上がりに手応えを感じたようで「このままだと(残りのツアーも)上手く行くと思います。最終日にお会いしましょう!」とツアー初日を締めた。藤井フミヤの「大人ロック」全国ツアーは、12月3日の大阪・フェスティバルホールまで続く。

最終更新:9/14(水) 9:51

MusicVoice