ここから本文です

【伊調選手・国民栄誉賞】「夢や希望もらった」青森県内 歓喜に沸く

デーリー東北新聞社 9月14日(水)11時40分配信

 「地元民として誇らしい」「本当におめでとう」―。伊調馨選手の国民栄誉賞受賞が決まった13日、地元の八戸市をはじめ青森県内は歓喜に沸いた。

 同市中居林の建設業若本亮さん(24)は「4連覇に国民栄誉賞。どちらもすごいとしか言いようがない」と快挙をたたえ、十和田市三本木北平の無職袴田英輝さん(75)は「決勝では最後の最後で逆転し、感動させてもらった。国民栄誉賞のニュースを見て喜びが再び込み上げた。県民の誇り」とうれしそうに語った。

 伊調選手の母校である市立長者小と長者中の子どもたちは「夢や希望をもらった」と口をそろえた。長者中生徒会長の原遼太朗さん(15)=3年=は「同じ学校からこんなにすごい人が出ているのは誇り。自分たちも勉強に部活に頑張らないといけないと思った」と話し、27日に来校予定の伊調選手に「金メダルを取るという約束を守ってくれてありがとう」と感謝の言葉を送った。長者小6年の前田さくらさん(12)も「試合終了3秒前で逆転し、最後まで諦めない姿に勇気をもらった。そんな人が先輩だなんてすごい」と目を輝かせた。

 伊調選手の父春行さん(65)の出身地・新郷村では親戚の木村勝美さん(54)が「夢みたい。まさかという感じ。よく32歳で頑張っていると思うが、できれば東京五輪まで続けてほしい」とエール。2004年のアテネ五輪で姉妹でメダルを獲得した際に、村で開かれた凱旋報告会に出席した農協職員佐藤明奈さん(23)は「村にゆかりがある人だから、誇らしいしうれしい」と受賞決定を喜んだ。三沢市中央町2丁目、無職宮川チセさん(72)も「(受賞は)亡くなったお母さんへの最高の親孝行では」としみじみと語った。

 青森県レスリング協会顧問の橋本精二さん(77)=八戸市=は「国民に感動を与えてくれて、青森県のレスリング発展にも貢献してくれた。本人に『ありがとう』と伝えたい」とした上で、「伊調選手の偉業は八戸の子どもたちの目標となり、地域スポーツの目標となるだろう」と力を込めた。

デーリー東北新聞社

最終更新:9月14日(水)11時40分

デーリー東北新聞社