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パパが不在がち…子どもに与える影響とは?

ベネッセ 教育情報サイト 9/14(水) 17:00配信

最近は、イクメンが増え、パパも子どもと過す時間が多くなったと言われています。とはいえ、まだパパが大黒柱という家庭も多いでしょう。子どもが寝てから帰ってくるパパ、単身赴任中など、不在にもいろんなケースがあります。仕事をがんばるパパはすてきですが、パパの不在は子どもへ影響も。どんな影響があるのでしょうか。

パパの不在で子どもが不安やストレスに弱い人間になる!?

今はママと一緒に育児に励むパパも多いです。しかし、パパといえば、まだ外で生活費を稼いでくる人というイメージもありますよね。実際、仕事上、帰宅が夜遅かったり、単身赴任という家庭も少なくないのでは。

しかし、このようなパパの不在が実は子どもに影響を与えるのだとか。
そのひとつが、パパの不在で子どもが将来、不安やストレスに弱い人間になりやすくなるということ。世間から家族を守るという庇護者としてのパパの存在。しかし、幼い時期に家にパパが不在だった子どもは、大人になってから鬱になるリスクや、自分は不幸せだと感じる割合が高くなるようです。

また、「ダメなものはダメ」と否を突きつけることで、社会のルールや現実の厳しさを教え込む役割がパパという存在にはあるそうです。子どもの「何でも許される」という万能感を食い止め、自分の限界を体感させることで、万能感と自己顕示性を抑えこめます。これは、将来、社会に適応するためには大事な抑制と言えそうですね。

パパ不在は学業にも影響する!?

 社会を生き抜く力を与えてくれるパパの存在。社会生活への影響だけでなく、子どもの学業にも影響するようです。

とくに思春期以降、自我を確立する時期にパパが不在がちだと、子どもの自我理想の発達を妨げると言われています。「お父さんからほめられると、子どもは、学校や社会へ出ていく自信を持つようになる」という考え方もあり、パパが子どもを近くで見守ることの重要性が感じられますよね。パパの不在が子どもの向上心を阻害して、無気力な状態を生み出しやすくなると、学業や社会的な成功にもマイナスの影響を与えやすくなるのだそうです。

パパは男性、ママは女性という生物学的な役割のほか、社会的な役割も含めて、子どもの成長にとってはパパもママも必要な存在です。男性にも女性にも、それぞれ父性と母性があると言われます。例えば、母親だけでも父親の役割を多少カバーしていけるもの。しかし、パパとママという2つの存在の間でこそ子どもは自己確立を成し遂げやすいのだとか。要するに、パパとママ両方の存在が大事なわけです。

今はパパが主夫でママが大黒柱という家庭もあるでしょう。家庭のかたちもさまざま。一概にパパの役割、ママの役割と割り切る必要はないかもしれません。でも、夫婦二人で子どもを育てるという観点から“パパの役割”を参考に子育てを考えてみるのもいいのでは?

参考文献:
「父という病」岡田尊司 著(ポプラ社)
「忙しいパパのための子育てハッピーアドバイス」明橋大二 著(1万年堂出版)

ベネッセ 教育情報サイト

最終更新:9/14(水) 17:00

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