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トヨタ、次期型「86」は2020年登場?スバルとの共同開発に動きなく独自開発か

オートックワン 9月14日(水)17時34分配信

スバル吉永社長、次期型86「トヨタと協議中」

マイナーチェンジされたトヨタ「86」は『Kouki』と呼ばれている。文字通り後期型という意味なのだが、トヨタ自ら言っていることを考えれば、もうマイナーチェンジしないということになる。

トヨタ 新型「86(Kouki)」/スバル新型BRZを写真でチェック(画像50枚)

考えてみればデビューして4年半経過。そろそろ次のモデルの計画を立てている頃だと思う。しかし次期型86のウワサは全く無し。どうなっているのか?

まず開発と生産を担当しているスバル側から。

吉永社長は今年の5月、次期型について「トヨタと協議をしている」とコメントしている。

これを受けたメディアの多くは「次世代モデルの86開発を開始」みたいに伝えているものの、現実的な動きが全く出ていない。

4年半でのマイナーチェンジを考えれば、フルモデルチェンジまで4年。そろそろ動く頃だ。

トヨタ側を見ても、次期型86についてのプロジェクトは始まっていないように思える。86を担当しそうな部門の技術者などに聞くと、次世代モデルをスバルと共同開発することに対しポジティブじゃない感じ。

むしろ次世代モデルを開発するなら独自でやりたいという雰囲気。確かに86とBRZの販売比率を見れば、独自開発でも十分イケる。

スバルも次世代モデルを作るべきか迷っている

実はスバル側にとっても86/BRZの存在がネックになりつつある。御存知の通り、スバルは生産が追いつかず常時フル稼働。86/BRZの生産ラインでも違う車種を流しているのだった。

調べてみたらトヨタ向けの86を生産するより、自社で販売するスバル車を作った方が利益率も高いという。スバルだって次世代を作るべきか迷っているということ。

さらにマツダとの関係も課題になっている。トヨタはマツダと協業することを発表したものの、現時点で全く動き無し。けれど何かやらないといけない。次期型86の開発など渡りに船だろう。

ただマツダと協業するとなればシャシはロードスター用。86より一回りコンパクトなトヨタのFRスポーツとバッティングしてしまう。これまた難航中。

いずれにしろ「86」のフルモデルチェンジまで最短で4年。この1年くらいで結論を出さなければ間に合わない。繰り返すが現時点での状況は白紙のようだ。

今の状況のままだと次期型86はトヨタの単独開発という方向に向かいそうな気がしてならない。

最近の元気なトヨタを見ていると、好きに作った方が楽しいクルマになる?

[Text:国沢光宏]

最終更新:9月14日(水)17時34分

オートックワン