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佐賀県など、3歳未満にもヨウ素剤事前配布へ

佐賀新聞 9/14(水) 18:07配信

玄海原発の半径5キロ圏内

 原発事故時に甲状腺被ばくを軽減する目的で服用する安定ヨウ素剤について、佐賀県と唐津市、玄海町は、九州電力玄海原発(東松浦郡玄海町)から半径5キロ圏内に住む3歳未満の全乳幼児約200人に、新しく開発されたゼリー状の薬剤を事前配布する。11月ごろから準備できるよう調整しており、年度内には配り終えたいとしている。

 半径5キロ圏内の住民に対する安定ヨウ素剤の配布は、国の原子力災害対策指針で規定しており、3歳以上には丸薬を事前に配っている。3歳未満の乳幼児は、粉末を溶かして飲ませる必要があるが、粉末は変質しやすいため事前配布ができなかった。

 県によるとゼリー状の薬剤を配布する対象は4月末現在、玄海町103人、唐津市は102人となっている。説明会で、医師による説明、保健師の問診、薬剤師による服薬確認をした上で配布する。

 現在までのヨウ素剤の配布率は3歳以上の住民約8千人に対し、66.2%にとどまる。配布済みの薬剤は年度末で使用期限が切れるため、11月ごろから更新していく。ゼリー状の薬剤配布も同時に実施する。

 半径5~30キロ圏内に当たる玄海町、唐津市、伊万里市の乳幼児分は、5キロ圏内に配った後、備蓄を粉末からゼリー状に置き換える。事前配布はしない。

最終更新:9/14(水) 18:07

佐賀新聞