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城端曳山御神像制作・荒木和助の人形面見て 曳山会館に寄贈

北日本新聞 9月14日(水)22時16分配信

 江戸時代に城端曳山の御神像を数多く制作した荒木和助が手掛けた人形面2点が14日、南砺市の城端曳山会館に寄贈された。同館は荒木の創作活動の一端を知ることができる貴重な資料として常設展示を始めた。

 荒木は1734年に城端で生まれ、曳山の御神像全6体のうち5体を制作し、残る1体の補修に携わった。曳山のからくり人形も作ったほか、陶芸や絵画でも才能を発揮。73歳で死去した。

 人形面は2点とも童子の笑顔を表現しており、木製で高さ約20センチ。箱書きに「荒木五牛(ごぎゅう)」とあることから、荒木が同じ号を名乗り始めた71年以降の作とみられる。からくり人形の頭部に似ているが一回り小さいため、同館の山下茂樹館長は試作品とみている。

 寄贈したのは城端の文化人、野村満花城(まんかじょう)(1888~1968年)の孫の山崎節子さん(金沢市)と油尾明子さん(同)。5月の城端曳山祭を訪れた際に寄贈を申し出た。

 14日に同館を訪れた山崎さんは「皆さんに見て喜んでもらえればうれしい」と話した。

北日本新聞社

最終更新:9月14日(水)22時16分

北日本新聞