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定番からアナ雪まで、絵本を手に取りやすく 沖縄のネット書店が安く販売できる理由

沖縄タイムス 9月14日(水)16時0分配信

 絵本や児童書が定価の半額で買えるインターネット書店「沖縄バーゲンブック」が、保護者や保育園から好評だ。取り扱うのは「はらぺこあおむし」や「アナと雪の女王」など名作から新作まで約1万6千点。事業展開する沖縄科学教材社(那覇市上間)代表の島袋卓さんは「いつもより安く買えたらいろんな本に挑戦しやすいと思う。多くの人の手に届けたい」と話している。(学芸部・榮門琴音)

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 本や雑誌は、再販売価格維持制度で出版社が定価を決め、小売店でも定価で販売されるのが基本。ただ、いったん小売店に出回り、売れ残って出版社に返品された本や雑誌は、定価でなくても販売できる。沖縄科学教材社はこの「自由価格本」に着目。東京の書店から自由価格本を仕入れ、8月から事業に乗り出した。

 もともとは、顕微鏡や遊具など学校教材を取り扱う業者。納品する学校や保育園から「絵本もほしい」と要望があり、安くで販売できる方法を探したという。「保育園に聞いて回ったら、『絵本はいくらあっても足りない』という声があった。定価の半額なら、これまでの予算で2倍買える」と島袋さん。インターネット販売だけでなく、保育士が職場で見て選べるようにとカタログの配布も始めた。

 保護者や保育園からの評判は上々で、50冊以上注文した保育園もあったという。大地の子保育園(糸満市)は約30冊購入。園長の上原優子さんは「読書の秋には毎年、絵本を増やしているので半額で買えるのはうれしい」と話す。

 半額だが商品は中古ではなく新品同様。仕入れ先の書店に在庫がなくなると購入できなくなるが、絵本や児童書のほかにもビジネス書など一般書も取り扱っている。島袋さんは「気軽に手に取ってもらえたらうれしい。1日移動店舗での販売も検討していきたい」と語った。

最終更新:9月14日(水)16時0分

沖縄タイムス