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打線の火付け役にして守備の名手 赤ヘルの系譜~1番打者編~

ベースボールキング 9月14日(水)8時0分配信

赤ヘルの系譜 ~1番打者編~

 四半世紀ぶりに訪れた歓喜に、広島の街が真っ赤に燃えた。

 高く厚い壁を乗り越えた今だからこそ振り返りたい25年前...。今回からシリーズに渡って、25年前の広島と今の広島を比較していく。第1回は“1番打者”編。

シュアな打撃と好守で貢献

 1991年、広島を優勝へと導いたトップバッターは正田耕三。当時プロ7年目の29歳である。

 二塁を守り、キャリア最高の132試合に出場。打率.291、8本塁打、52打点で9つの盗塁をマークした。

 1987年から88年にかけて2年連続で首位打者に輝き、1989年には盗塁王にも輝いた男であるが、90年代に入るとケガとの戦いに。それでも14年間を広島一筋で突っ走り、通算打率.287、1546安打を放って146盗塁を記録した。

 また、守備の名手としてもおなじみで、1987年から91年まで5年連続でゴールデングラブ賞を受賞。引退後は広島で守備・走塁コーチを務めた後、近鉄と阪神、オリックスで打撃コーチを歴任。2015年からは韓国・ハンファで指導に当たっている。

新生・赤ヘル軍団の象徴的存在

 一方、現在の広島のトップバッターといえば、ご存知のとおり田中広輔。プロ3年目の27歳である。

 開幕から不動の1番として君臨し、ここまで打率.272、13本塁打、36打点を記録。盗塁はリーグ2位の26盗塁を数え、強力打線の火付け役として優勝に大きく貢献した。

 2014年にJR東日本からドラフト3位で入団。当時25歳だった田中は、即戦力としての期待に応えて1年目から110試合に出場。2年目は141試合の出場でチームトップの149安打を記録した。

 毎年、着実に数字を上げてきているが、今年は特に盗塁が飛躍的に増えた。1年目が10個、2年目は6個と落ちていたのが、今年だけで一気に26個。今年から背負う「2」に恥じぬ1番打者として成長を遂げた。

 さらに守備でも、失策こそリーグトップタイの15個を記録しているものの、これは広い守備範囲があってこそ。田中でなければ安打となっている打球も多い。

 同世代にあたる菊池涼介、丸佳浩と組むセンターラインは球界屈指。新・赤ヘル軍団の象徴「タナキクマル」は、攻守両面で他球団に脅威を与え続けることだろう。

 田中広輔のバットが、赤ヘルの未来を切り拓く。


【1番打者・比較】
▼ 正田耕三
・ポジション:二塁手
・投打:右投両打
・実働:14年
[1991年] 132試 率.291(481-140) 本8 点52 盗9
[通算成績] 1565試 率.287(5392-1546) 本44 点391 盗146


▼ 田中広輔
・ポジション:遊撃手
・投打:右投左打
・実働3年
[2016年] 132試 率.272(540-147) 本13 点36 盗26
[通算成績] 383試 率.277(1378-382) 本30 点115 盗42

BASEBALL KING

最終更新:9月14日(水)8時0分

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