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水害に耐えモクズガニ回復

紀伊民報 9/14(水) 17:00配信

 秋の味覚として人気があるモクズガニ(イワガニ科)が和歌山県内各河川で捕獲されている。今月1日に漁が解禁となった富田川では、紀伊半島大水害(2011年9月)の際に大きく減った漁獲量は年々回復。遊漁者は「大水害前の状態に戻ってきつつある」と話している。

 モクズガニは、はさみの部分に密集して生えている毛が「藻」のように見えることが名前の由来とされる。中国料理の高級食材である上海ガニの仲間。

 富田川漁協理事で、毎年2人組で漁をしているという田川和美さん(68)=田辺市中辺路町栗栖川=によると、大水害前は千匹以上捕獲していたが、水害の年には300匹ほどに激減した。それ以降は徐々に回復してきており、昨季は500匹ほど捕獲。「漁協が稚ガニの放流に取り組んでいるし、川の環境が徐々に回復してきていることでモクズガニも戻ってきているのではないか。今季は700匹ぐらい捕れれば」と話す。

最終更新:9/14(水) 17:00

紀伊民報