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久保建英だけじゃない! 日本の未来を担う“ニューミレニアム世代”を知っているか?

SOCCER KING 9月14日(水)16時45分配信

 9月16日、2000年以降に生まれたニューミレニアム世代による日本代表“00ジャパン”による世界への挑戦が始まる。

 インドのゴアにて開催されるAFC U-16選手権(2017 FIFA U-17ワールドカップ インド アジア最終予選を兼ねて開催)。森山佳郎監督率いるU-16日本代表は、世界への切符が得られる4強入りを第一の目標としつつ、最終的にはアジア制覇を狙うことになる(本大会も開催するインドが4強入りした場合は5位決定戦を実施)。2年前の前回大会は準々決勝で敗れて世界への道を断たれているだけに、「何としてでも世界へ行く」(森山監督)ことは譲れない目標だ。

 関係者が口をそろえて「この世代は絶対に世界へ」と強調するのは、それだけのタレントがそろっているからでもある。どうしてもFW久保建英(FC東京U-18)に耳目が集まる。実際、彼は確かに稀に見るタレントではあるが、決して久保だけのチームではない。左MFまたはFWでプレーするエース格の中村敬斗(三菱養和SCユース)は抜群のシュートセンスを持ち、「体力には自信がある」と語るように走力も備える得点源。中学時代からユース年代の試合で活躍を見せているターゲット役の宮代大聖(川崎フロンターレU-18)、身長180センチ超の大型ながらスプリント能力に秀でる山田寛人(セレッソ大阪U-18)、小柄ながら抜群の技術と瞬発力で局面を打開するMF鈴木冬一(同)など、攻撃陣には多士済々の選手が顔を並べる。今年に入ってから無得点に終わった対外試合はなく、過去にさかのぼっても一度だけというデータがその破壊力を物語る。

 中盤ではMF平川怜(FC東京U-18)と福岡慎平(京都サンガF.C. U-18)のコンビが要注目。冷静沈着なボールさばきで魅せる平川と、図抜けた運動量でアグレッシブに攻守へ貢献する主将の福岡のダブルボランチはチームの“心臓+肺”。中盤ではその成長力の高さから関係者によって「将来性は一番ではないか」と期待を寄せられる喜田陽(C大阪U-18)もいる。素材感抜群の大型MF上月壮一郎(京都U-18)など可能性を含めて面白い選手がそろっている。

 最終ラインでは指揮官が「安心して見ていられる」と全幅の信頼を置く瀬古歩夢(C大阪U-18)と小林友希(ヴィッセル神戸U-18)という関西勢のセンターバックコンビが軸。高さへの対応に加えて、どちらもロングフィードを持っているのが特長だ。この両選手は「植田と岩波のようになってくれれば」と指揮官も期待を口にしてきたが、小林は負傷の影響で初戦に間に合うか微妙な情勢。その場合は監物拓歩(清水エスパルスユース)の出番となる。こちらは185センチオーバーの大型かつ左利きで、その高いポテンシャルから大化けを期待されてきたストッパーだ。また、菅原由勢(名古屋グランパスU18)は最終ラインで右サイドバックもしくはセンターバック、さらにはMFの各ポジションで起用されるオールラウンダーで、早くもトップチームに練習参加している注目株。明朗快活な元気者であり、瀬古、桂陸人(サンフレッチェ広島ユース)とともにチームのムードメーカーでもある。そして最後の砦となるのは谷晃生(ガンバ大阪ユース)。186センチの大型ながら足下のテクニックに秀でる現代型の守護神である。

 大会は16日のベトナム戦からスタート。「初戦が大事」というのはすべての大会に言えることで、「足下の技術がある選手が多いし、足の速い強烈なアタッカーがいる」(森山監督)という相手に対し、まずは勝ち点3をキープしたいところ。キルギスとの第2戦と合わせて2連勝した上でオーストラリアとの第3戦に臨む形が理想だろう。世界への切符を懸けた準々決勝に余力を残すためにも、できればこの最終マッチが「決戦」となる事態は避けたいところだ。

 かつて中田英寿も小野伸二も柿谷曜一朗も、U-17の世界大会を経て大きな飛躍を為し遂げた。先のリオデジャネイロ・オリンピックでも植田直通、南野拓実、中島翔哉、室屋成、中村航輔らU-17ワールドカップを経験した選手が多数残ったことからも分かるように、この経験値は非常に重要だ。単に個人の国際経験という段階にとどまらず、世代としての切磋琢磨が世界大会まで続くことによって得られるものは大きい。日本サッカーの未来へとつながっていく00ジャパンのチャレンジが、9月のインド・ゴアからスタートする。

文=川端暁彦

SOCCER KING

最終更新:9月14日(水)22時18分

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