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あだ名は「会計士」、独自の読みで430億円稼いだCEO-シナ株が急騰

Bloomberg 9月14日(水)7時3分配信

中国のオンラインメディア企業、シナ・コープ(新浪)最高経営責任者(CEO)である曹国偉(チャールズ・チャオ)氏はインターネット関連会社の典型的トップではない。

戦略的な洞察力よりは財務の判断力の鋭さで知られる曹氏は、未来への壮大なビジョンを掲げるリーダーが歓迎される業界で本流とは言えないかもしれない。同氏のニックネームである「会計士」は、必ずしも鋭敏さを表現する言葉ではない。

しかし財務に関する曹CEO(50)の才覚は、今年に入って同氏とシナ株主に大きな利益をもたらしている。

曹氏はプライスウォーターハウスクーパース(PwC)で監査マネジャーを務めていた。昨年11月、同氏は個人でシナ株を購入。ブルームバーグの集計データによると、その後の株価の大幅上昇で約4億2300万ドル(約430億円)の利益が出た。当時買い入れたシナ株は4億5600万ドル相当で、その半分余りを借入金で賄った。

シナ株は曹氏の購入後に大幅上昇。中国版ツイッターと呼ばれる同社傘下のミニブログサイト「微博」の株価の急騰や、微博株の一部をシナ株主に配分することを同氏が決めて先月発表したことが寄与した。

米上場の中国企業に投資しシナ株を保有するヘッジファンド、i美股基金の投資ディレクター、リッキー・チョン氏(北京在勤)は「曹氏はシナ株が著しく過小評価されていると考え、自社の株式に投資した」と指摘。「彼は誰よりも会社のことをよく理解している。CEOとして筆頭株主として、曹氏には今やシナの価値を解き放つ多くの手段がある」と述べた。

原題:CEO’s Huge Bet on Himself Earns $423 Million as Sina Soars (1)(抜粋)

Taylor Hall, Ye Xie

最終更新:9月14日(水)7時3分

Bloomberg