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日銀一手に戦々恐々、銀行株とTOPIXの変動率格差が09年来高水準

Bloomberg 9月14日(水)8時39分配信

東証1部33業種の銀行株指数とTOPIXの50日ボラティリティのスプレッドが2009年以来、7年ぶりの高水準に達している。20ー21日に日本銀行の金融政策決定会合を控え、マイナス金利の深掘りなど追加緩和策の有無や方向性を見極めようとの姿勢が投資家の間で強まり、市場平均以上に動きが荒くなってきた。

日銀によるマイナス金利政策の導入で収益環境の悪化が懸念され、銀行株は年初から急落。13日までの年初来騰落率はマイナス28%と、TOPIXのマイナス15%をアンダーパフォームしている。一方、7月以降は景気堅調を背景に米国の追加利上げ観測が浮上、世界的に超低金利の修正が進んだほか、日銀がイールドカーブのフラット化の修正に動くとの思惑も出て、銀行株は9月初旬まで反発基調を見せていた。

シティグループ証券の古木謙太郎アナリストは、銀行株は「方向感がなく、非常に高いボラティリティで動いている。ファンダメンタルズよりも、マイナス金利をめぐる懸念と政策変更に対する期待の入れ替わりで振れている」とみる。

Nao Sano, Gareth Allan, Min Jeong Lee

最終更新:9月14日(水)8時39分

Bloomberg