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トランプ氏勝利の可能性、深刻に受け止められていない-シティが警鐘

Bloomberg 9月14日(水)10時28分配信

トランプ氏の勝利はテールリスク(確率は低いが影響が甚大なリスク)か?シティグループは13日公表したリポートで、米大統領選で民主党候補のヒラリー・クリントン氏が勝つ確率を65%と引き続きみているが、共和党候補のドナルド・トランプ氏が残る35%の確率で勝利する可能性があることを投資家は深刻に受け止めていないと指摘した。

チーフ・グローバル政治アナリストのティナ・フォーダム氏率いるシティのチームはリポートで、「トランプ氏勝利の35%の確率は、投資家が評価しているよりもずっと意味が大きい」と分析。「政治における確率はブラックジャックのようなものとは異なる。さいころを振るのは1回だけで、確率35%のイベントは現実には頻繁に起きる」と説明した。

クリントン陣営には既に幾つかの誤算が生じており、選挙当日に響きかねない要因もある。シティのチームは主要なリスクとして、民主党の投票率が低くなる可能性やテロのような想定外のイベント、健康問題による大統領選からの撤退を挙げた。

トランプ氏が勝利した場合の市場と経済への影響について、ウォール街の意見は分かれている。

バンク・オブ・アメリカ(BofA)メリルリンチのグローバル金利・為替調査責任者、デービッド・ウー氏は、トランプ氏が検討する財政刺激策で米経済が「大きく離陸する」可能性はあるとしているが、ファンドマネジャー200人余りを対象に同社が先週実施した調査では、11月のトランプ氏勝利について、世界経済にとって最大のテールリスクの一つと指摘する回答が多かった。それらのテールリスクには、欧州連合(EU)の崩壊やインフレ高進、中国人民元の一段の切り下げも含まれる。

大統領選まで60日を切る状況で、シティのアナリストらの結果の予想は今も定まっていない。リポートは「世論調査の数字をめぐり、投資家はまたも間違った安心感を持たされているかもしれない。世論調査は最終結果の予測ではなく、その時点での世論の動向を示すものにすぎない」と結論付けた。

原題:Citi: People Aren’t Taking the Possibility of a Trump Presidency Serious Enough(抜粋)

Julie Verhage

最終更新:9月14日(水)10時28分

Bloomberg

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