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スー・チー氏が米大統領府訪問、米企業は制裁緩和の可能性に熱視線

Bloomberg 9月14日(水)20時15分配信

アウン・サン・スー・チー氏は14日、ミャンマーの事実上の指導者として米大統領府を訪れる。急成長を続けるミャンマー経済へのアクセスが広がる兆候を求め、米企業は注目している。

アジア開発銀行によると、ミャンマー経済は今年8.4%、来年8.3%拡大し、アジアで最高の成長を遂げる見込み。米国の業界団体は、ミャンマーで他国企業と競争する上で制裁が障害になっていると不満を訴えていた。

在ワシントンの米アセアンビジネス評議会のプレジデント兼最高経営責任者(CEO)のアレクサンダー・フェルドマン氏は、制裁が一部緩和されたものの一部の見積もりでは、ミャンマー経済の7割に米企業はアクセスできないと指摘。米企業の投資に対する最大の障害は、財務省が特別指定する制裁対象者リストだという。

フェルドマン氏は「このリストと大型投資を毎年報告しなければいけない義務のおかげで、ミャンマー投資のスピード面とコスト面で米企業は不利を被っている」と述べた。米政府の制裁緩和は「大いに歓迎する」と続けた。

米政府はスーチー氏主導の政権が3月にミャンマーで誕生した後、制裁を一部緩和。ミャンマー国有企業7社を制裁対象から外したほか、同国の港湾使用や国有銀行との協力を米企業に認めた。

いっそうの制裁緩和はスー・チー氏次第だ。ローウィ国際政策研究所(シドニー)でミャンマーを専門とするヘルベ・ルマヒュー研究員は、自宅軟禁下で軍事政権への厳しい措置を訴えていたスー・チー氏は、軍が憲法改正に合意するまで制裁の継続を望む公算が大きいとみる。現憲法下で軍は主要閣僚いくつかの地位を握り、議会議席の4分の1を占める。スー・チー氏の大統領就任も禁じている。

原題:Obama Hosts Suu Kyi as U.S. Firms Eye Surging Myanmar Growth (1)(抜粋)

Chris Blake

最終更新:9月14日(水)20時15分

Bloomberg