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8月米輸入物価、半年ぶりのマイナスに

ロイター 9月15日(木)1時43分配信

[ワシントン 14日 ロイター] - 米労働省が14日発表した8月の輸入物価指数は前月比0.2%下落し、2月以来半年ぶりのマイナスとなった。石油製品や食品の価格が下がり、物価上昇圧力が弱いことを示した。

米連邦準備理事会(FRB)に来週の利上げ見送りを促す可能性がある。市場予想は0.1%下落だった。

7月は0.1%の上昇で改定はなかった。

8月の前年同月比は2.2%下落し、2014年10月以来の小幅なマイナスとなった。7月は3.7%下落だった。

ドル高と原油安の影響で輸入物価は抑制されており、賃金の伸びの弱さとともに、物価上昇率がFRBの目標である2%を下回り続ける原因となっている。

8月の輸入物価指数が弱いことに加え、最近は雇用拡大ペースが鈍化し、製造業・サービス業指標も軟調なことから、FRBが20-21日の政策委員会で利上げする可能性は少なくなった。

FRBのブレイナード理事は12日、利上げに踏み切る前に個人消費の改善や物価上昇の兆しを確認したいと述べた。

8月の輸入物価は、通信機器が1.0%下落し、全体を押し下げた。石油製品は2.8%下落した。7月は3.6%下落していた。

8月の石油を除く輸入物価は前月から横ばい。7月は0.5%上昇していた。

8月の資本財は横ばい。自動車は0.2%下落した。自動車を除く消費財は0.1%、食品は0.5%それぞれ下落した。

地域別では、中国からの輸入品の価格が0.2%下落。中国からの輸入品は14年12月以来、価格上昇を記録したことがない。カナダと欧州連合(EU)、メキシコからの輸入品も値下がりした。一方、日本からの輸入品は0.3%上昇。11年8月以来の大幅なプラスとなった。

同時に発表された8月の輸出物価は0.8%下落と、1月以来の大幅なマイナスだった。7月は0.2%上昇していた。8月の前年同月比は2.4%下落した。

最終更新:9月15日(木)1時43分

ロイター