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「新規とリピーター」は「人」じゃない? GAで最も誤解されている用語の意味とは[第14回]

Web担当者Forum 9/15(木) 7:06配信

「セッション」や「ユーザー」に続き、Googleアナリティクスによるアクセス解析の基本的な用語について解説していく。今回は「新規とリピーター」について解説する。これも誤解が多い代表的な用語だ。よく使うことになるので、正しい定義をしっかりと押さえておこう。

この記事で学べること:

・「新規とリピーター」の本当の意味を理解する
・新規とリピーターをレポートで確認する

「新規」と「リピーター」はユーザーのことではない

「新規」「リピーター」といえば、普通は「新規ユーザー」と「リピートユーザー」のことだと思うだろう。しかし、Googleアナリティクスの「新規」「リピーター」ではユーザー数をカウントしているわけではない。ユーザー数ではなく、初回訪問セッション数と2回目以降の訪問セッション数をカウントしているのだ。何を言っているのかさっぱりわからない? 何の話をしているのか、画面を見ながら確認していこう。

[新規とリピーター]レポートの数字を確認する

Googleアナリティクスのレポートでこの「新規」と「リピーター」は、[ユーザー]>[行動]>[新規とリピーター]レポートで確認できる。

レポート名は「新規とリピーター」(図1赤枠部分)だが、厳密にいうとレポート内では「ユーザータイプ」(図1青枠部分)というディメンションで、それぞれ「New Visitor」が新規、「Returning Visitor」がリピーターに該当する。

どちらも「Visitor」と書いてあるので、「ユーザーをカウントしているはずだ」と思うだろう。しかしそこが誤解のもとだ。

ディメンション名が「ユーザータイプ」なので(図1青枠部分)、いかにもユーザーを分類していそうだが、右にある数字をご覧いただきたい。一番上の行は、サイト全体のセッション(訪問数)が3,344であることを示している(図1黒枠部分)。

一方その下の2行を確認すると、「New Visitor」が2,017セッション、「Returning Visitor」が1,327セッションとなっており、この2つを合計すると全体のセッション数の3,344と合致することがわかるだろう。

つまり、この「New Visitor」と「Returning Visitor」は、ユーザーの数ではなくセッションの数を数えたものなのだ。もう少し正確にいうと「初回訪問」と「2回目以降の訪問」の数を指している。

これまでの連載でユーザー数とセッション数について解説したが、この2つは異なるものだ。もしユーザー数とセッション数をはき違えているならば、大きな誤解が生まれかねない。

英語でも「New Visitor」「Returning Visitor」と「人」を意識させる表記になっているし、日本語でも「リピーター」といえば普通は「人」を指す言葉だ。しかし、実際にGoogleアナリティクスが表示しているのは「人」ではなく「セッション」の情報なのだ。

■ セグメント機能の表記も混乱に拍車をかけている

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最終更新:9/15(木) 7:06

Web担当者Forum