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欧州委員長「EU崩壊せず」、中東・アフリカ支援へ新基金

ロイター 9月15日(木)1時40分配信

[ストラスブール 14日 ロイター] - 欧州委員会のユンケル委員長は14日、欧州議会で施政方針演説を行い、英国が欧州連合(EU)離脱を決めたことで加盟国間に動揺が広がったものの、EUは崩壊しないとの考えを示し、結束を呼びかけた。

今回の施政方針演説は英国が6月にEU離脱を決めて以来初めて。ユンケル委員長は英国の離脱決定はEUがナショナリズムに対抗していく必要があるとの1つの警鐘だったとし、「欧州連合は十分な連合ではない」とし、「分裂や断片化がそこかしこで見られ、これにより大衆主義の台頭が可能になっている」と指摘した。

ただ「EUはそのようなリスクには直面していない」とし、EUはなお重要なブロックであると確信していると強調した。

ただ、英国との離脱交渉については具体的には言及せず、英国がEUからの移民の受け入れを拒否する場合はEU市場への完全なアクセスを維持することはできないとの従来の立場を示し、単一市場のアクセスに対する条件を選り好みすることはできないと述べるにとどめた。

EUは16日にスロバキアのブラチスラバで英国抜きで首脳会議を開く予定だが、英国の離脱問題について大きな進展は望めないとの公算が大きい。

ユンケル委員長はまた、欧州戦略投資基金(EFSI)の規模を2022年までに6300億ユーロ(7070億ドル)に倍増させる計画を発表。同基金はインフラ、エネルギー、教育などへの投資を支援するために2015年に設置。2018年までに少なくとも3150億ユーロの資金を集めることを目標としていたが、すでに1160億ユーロの資金が集まっている。

このほか、中東・アフリカ地域の支援に向け、規模880億ユーロを目標とする新たな基金の設置も発表。同基金の設置は同地域でインフラ整備と雇用増を図ることで欧州に押し寄せる移民・難民の波を食い止めることを目的としている。

最終更新:9月15日(木)1時40分

ロイター

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

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