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井波彫刻、泊まって体験 ゲストハウス今月末開館

北陸新幹線で行こう! 北陸・信越観光ナビ 9月15日(木)11時58分配信

 南砺市井波に、宿泊しながら彫刻師の指導を受け、もの作りを体験できるゲストハウスがオープンする。空き家を再生し、建築家や彫刻師らのグループが運営。今月末から宿泊を受け入れる。地域の伝統文化の魅力を深く味わえる旅のスタイルを打ち出し、にぎわいづくりにつなげる。

 このゲストハウスは木造2階建て約200平方メートル。もともと建具職人の店舗兼住宅だった。各種コンペで受賞歴がある富山市生まれの建築家、山川智嗣さん(34)の設計、伝統工法の技術に定評があるヤマヒデホーム(南砺市山斐・井波)の施工で改修。玄関を吹き抜け構造とし、その家に残されていた職人道具を床の間の飾りとするなど、デザイン性の優れた空間に生まれ変わった。外観も黒い壁と板張りで、落ち着いた風情を漂わせる。

 山川さん夫婦が住み込んでコーディネートに当たり、1日当たり最大5人の宿泊を受け入れる。木彫り講習は、南砺市本町(井波)の彫刻師、田中孝明さん(38)の工房に出向いて実施。3時間で木製スプーンを作ってもらう。

 「作業体験を通じて、井波彫刻の価値の高さを感じ取ってほしい」と山川さん。最後に田中さんが本人や家族の名前を彫って渡すことにしていることから、「帰った後に家族と話が盛り上がり、再び訪れてもらうきっかけになればいい」と期待している。

 ゲストハウスには、宿泊ともの作り体験ができる場という意味合いを込め、「BED(ベッド)AND(アンド)CRAFT(クラフト)」と名付ける。空き家再生と観光活性化を兼ねたモデルとして、市内各地への取り組み拡大を目指している。

 1泊の宿泊料と彫刻講習はいずれも6千円。問い合わせは、電話0763(82)5585。

最終更新:9月15日(木)13時56分

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