ここから本文です

【秋場所】隠岐の海 珍技で4連勝も師匠・八角親方は微妙な反応

東スポWeb 9月15日(木)11時22分配信

 大相撲秋場所4日目(14日、東京・両国国技館)、幕内隠岐の海(31=八角)が大関照ノ富士(24=伊勢ヶ浜)を破り、初日から4連勝と勢いに乗っている。幕内では6年ぶりの珍技「逆とったり」を決めての逆転勝ちに取組後は「(先に)向こうの足が出ているのが分かった。完璧に負けた相撲。いい感じで決まった」。してやったりの表情だ。

 これで2横綱2大関を撃破。綱取りに挑む大関稀勢の里(30=田子ノ浦)を押しのけて「台風の目」になりつつある。それでも、日本相撲協会理事長で師匠の八角親方(53=元横綱北勝海)は「優勝争いの中心? うーん…。何ともね」と微妙な反応。5日目の平幕同士の対戦を前に「(番付の)上とやるときは自然と気合が入る。下とやるときは、なかなかね。気持ちを集中していくことが大事」と、あえて愛弟子を戒めた。

 師匠いわく「すぐに安心するタイプ」。これまでは横綱に勝った場所に限って終わってみれば負け越し…ということもしばしばだった。昨年秋場所は初日に横綱白鵬(31=宮城野)を撃破しておきながら、最終的には6勝9敗。先場所は横綱日馬富士(32=伊勢ヶ浜)を破ったものの、勝ち越しを決めたのは千秋楽で三賞の声もかからずじまいだった。

 そんな過去があるだけに八角親方は「横綱に勝ったときに勝ち越したことがないんじゃないの。そんなに強くないんだから(ここから)連敗しても仕方がない」と手厳しい。これも“大物食い”を生かしきれない弟子への歯がゆさの裏返しだろう。

 隠岐の海は「これから集中していかないと。もうちょっと、頑張ります」。快進撃を続け、今度こそ師匠から“お褒めの言葉”をもらえるか。

最終更新:9月15日(木)11時31分

東スポWeb