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<1面コラム>ボッチャ杉村選手、団体銀メダル

伊豆新聞 9月15日(木)15時0分配信

 期待に応える-。普段の実力を発揮できれば可能なことでも、それがどんなに難しいかは、アスリートならずとも感覚的に分かる。「魔物がすむ」などと表現されることもある。それほど期待されるプレッシャー(重圧)は大きい。しかし杉村英孝選手(34)=伊東市=は見事に応えてくれた

 ▼リオデジャネイロ・パラリンピックのボッチャ競技団体戦で、杉村選手が主将を務める日本代表チームは順調に勝ち進み、決勝では世界ランキング1位のタイに敗れたが、堂々の銀メダルに輝いた

 ▼ボッチャは、四肢機能に重度の障害がある選手が、ボールを投げるなどしてジャックボール(目標球)に近づけることを競う競技。別名「地上のカーリング」。簡単そうに見えるが、戦術など奥が深く、精度の高い投球には相当な集中力が必要だ

 ▼杉村選手は、国際大会での団体優勝を果たしての夢舞台。地元壮行会では「世界と勝負できる喜びを感じる」と自信に満ちた表情で語った。その言葉通り重圧を力に変え、チーム一丸「火ノ玉」となって伊豆地区に初のメダルをもたらした。おめでとう、そして感動をありがとう

 ▼休む間もなく日本時間の14日、個人戦が始まった。再び表彰台での雄姿を期待し応援したい。

最終更新:9月15日(木)15時0分

伊豆新聞