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藤枝市議会が欧州視察中止 市民批判考慮も

@S[アットエス] by 静岡新聞 9月15日(木)8時20分配信

 藤枝市議会が11月に予定していたイタリアとドイツへの海外視察をイタリア中部地震の影響などで中止することが14日、関係者への取材で分かった。関係者によると、視察中止の背景には地震被害に加え、舛添要一前東京都知事の海外出張問題に端を達した市民からの批判があるという。

 市議会事務局によると、西原明美氏(藤新会)を団長とした市議7人が11月3~10日まで6泊8日で、イタリア・ローマとブレシア、ベザーテ、ドイツ・フライブルクへの視察を計画していた。ローマは市が取り組む東京五輪柔道とライフル射撃の事前合宿誘致の後押しが目的。ブレシアは環境に配慮した廃棄物リサイクル、ベザーテは農業の多角経営、フライブルクは再生可能エネルギーの研究が狙いだった。

  同事務局によると、視察に同行する予定だったのは市議7人と随行の職員1人。旅費は1人40万円程度の見込みで市議会の旅費の規程である1泊上限1万6500円以下のホテルを探していた。航空機の仮予約はすでに済ませた。行き先や視察内容をめぐり3月から14回の会合を重ねた。

 西原氏は取材に対して、7人のうち複数の市議が市民感情などを理由に途中で「視察を中止した方がいい」と主張したとし「今回は7人の足並みがそろわなかった。議員の資質向上のためにはグローバルな視点も必要。今後はどんな形がいいのか検討すべき」と述べた。同事務局は市民から「なぜ欧州なのか」などと批判の声があったことを認めた。

 市議会は11月に予定していた欧州視察を含め計22人が3年かけて3班に分かれて視察する計画だった。2014年に市が経済交流を進める台湾・台南、15年は市の姉妹都市、豪州・ペンリスへの視察を行った。

静岡新聞社

最終更新:9月15日(木)8時20分

@S[アットエス] by 静岡新聞