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ダライ・ラマの台湾訪問、蔡政権は受け入れに慎重姿勢

中央社フォーカス台湾 9/15(木) 18:53配信

(台北 15日 中央社)与党・民進党の谷辣斯・尤達カー立法委員(国会議員)と野党・時代力量の林昶佐立法委員は5日、インドでチベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世と面会し、台湾訪問と立法院(国会)での演説を要請した。ただ、受け入れについて蔡英文政権は慎重な姿勢を示している。(カー=上の下にト)

ダライ・ラマは過去3度台湾を訪問。1997年に李登輝総統、2001年には陳水扁総統(いずれも当時)と会談している。だが、中国大陸との融和路線をとった馬英九前総統は2009年に来訪を受け入れたものの面会はせず、その後は入国を拒んでいた。

立法院の本会議で13日、ダライ・ラマの台湾訪問を歓迎するかと野党議員から質問を受け、李大維・外交部長(外相)は、本人に訪台の意思があれば、政府は必ず完全な返答を行うと強調。だが、受け入れの是非に関しては、「その時が来てから検討する」として明言を避けた。また、林全・行政院長(首相)も同様の立場を表明した。

総統府の黄重諺報道官も15日、台湾にもダライ・ラマの信者は多く、再訪を期待しているとする一方、訪問の申し入れがあった場合には関連規定に従い処理すると述べるにとどめている。

ただ、蘇嘉全・立法院長(国会議長)は6日、ダライ・ラマの立法院演説について、「素晴らしい。民主主義と自由の推進に寄与する全ての者を立法院は歓迎する」と前向きな考えを示している。

中国大陸の対台湾政策を担当する国務院台湾事務弁公室の馬暁光報道官は14日、ダライ・ラマの訪台には断固として反対すると表明。台湾の一部勢力がチベット独立勢力と共謀しようとする行為は、両岸(台湾と大陸)関係に深刻な影響をもたらすと批判した。

(陳俊華、蘇龍麒、温貴香、葉素萍、陳家倫、邱国強/編集:杉野浩司)

最終更新:9/15(木) 18:53

中央社フォーカス台湾