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金本阪神が垂涎 パイレーツ右腕フェリーズの実力とお値段

日刊ゲンダイDIGITAL 9月15日(木)9時26分配信

 力はありそうだ。

 今季パイレーツでセットアッパーを務める右腕のネフタリ・フェリーズ(28)が日本でのプレーを視野に入れ、代理人を通じて移籍先を探しているという。レンジャーズではダルビッシュ有と同僚だったこの右腕。途中からクローザーを務めた10年シーズンは70試合に登板し、4勝3敗、40セーブ、防御率2.73で新人王を受賞。チームを地区優勝に導き、球団史上初のリーグ制覇に貢献した。

 現役時代に160キロ超の速球を武器に、通算324勝を挙げたノーラン・ライアン社長の方針もあって12年に先発転向。7試合で3勝1敗、防御率3.16とまずまずの結果を残した。しかし、シーズン途中に右肘を痛めてトミー・ジョン(腱の再建)手術。13年に復帰したものの、最速160キロをマークしたかつての球威は戻らず、その後は度重なる故障に泣かされ、昨季はクローザーに復帰しながら、成績を残せず5月に解雇された。

 今季はパイレーツで守護神へのつなぎ役を務め、62試合で4勝2敗、防御率3.52という成績を残している(12日終了時)。

 シーズン終了後にはFAになるが、今オフのリリーフ投手の市場は飽和状態。160キロ左腕のチャップマン(カブス)、田沢(レッドソックス)らメジャーを代表するリリーバーがFAになるため、フェリーズは大型契約は見込めない。そこで、日本球界への移籍を画策しているというのだ。

■球児のような絶対的守護神が欲しい

 メジャー事情に詳しいスポーツライターの友成那智氏が言う。

「今季のフェリーズは直球の最速が96.1マイル(約154キロ)と球威が回復してきました。切れのあるスライダーで空振りを取るシーンも目立つ(61三振)。被本塁打(1試合あたり1.68)の多さはやや気になるが、パワーが劣る日本の打者が相手なら被弾は減るはずです。クローザーなら阪神時代に5度の最多セーブを記録した呉昇桓(現カージナルス)クラスの活躍は計算できると思います」

 そんな右腕なら、ぜひとも欲しいのが阪神だろう。中日と最下位を争っているチームは、リーグ最少得点の貧打線もさることながら、不安定な投手陣のテコ入れもオフの課題だ。

「負け数が多い先発陣も確かに不安ではあるが、全盛期の(藤川)球児のような絶対的な守護神が欲しい」と言うのは、ある阪神OBだ。

「今季の抑えはマテオ(48試合・16セーブ)とドリス(34試合・8セーブ)の併用だった。右肘が悪いドリスはおそらく解雇。マテオと6月に取ったサターホワイトが残留。複数年契約の球児も中継ぎ要員で残る。問題はストッパーだ。マテオは四球が多くて不向き。193センチのサターホワイトは八回で起用したい。3年連続2ケタ負けの能見を抑えに回す手もある。でも、来季は38歳。往年の切れも球威もない。力のある助っ人に頼らざるをえない」

 ちなみに、前出の友成氏によれば、フェリーズを獲得するには単年契約で3億円が相場。阪神なら出せない金額ではない。

最終更新:9月15日(木)9時26分

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