ここから本文です

巨人が2位狙いの創価大・池田 完全復帰で“外れ1位”に昇格

日刊ゲンダイDIGITAL 9月15日(木)9時26分配信

 プロ野球ドラフト会議まで1カ月強。右肩痛からの復活を目指していた最速156キロ右腕、創価大・田中正義(4年=創価高)が10日の東京新大学リーグで復帰登板を果たした。超目玉候補を視察したプロのスカウト陣は一安心したが、その翌日には同じ創価大の同級生も復活した。

 最速151キロ右腕の池田隆英(4年=創価高)だ。11日のリーグ戦には日米20人以上のスカウトが集結。6月下旬に受けた右足首の遊離軟骨除去手術の不安を感じさせず、直球は自己最速に迫る150キロの好投を見せて一躍、上位候補に躍り出たのだ。視察した巨人の山下スカウト部長は「(1位)12人に入ってきてもおかしくない」とドラフト1位候補に急浮上する可能性も示唆した。

■創価高時代は「背番号1」

 創価高時代、右肩を痛めた同期の田中に代わり、背番号「1」を背負った逸材。が、高3夏に右膝前十字靱帯を断裂し、大学入学後も1年間リハビリに費やした。復帰したのは2年春。今春にリーグ戦に初先発し、やっと3勝を挙げた投手である。パ・リーグのスカウトがこう言う。

「巨人は池田を高校時代から評価して追っていた。大学4年になった今年もドラフト候補ではあったが、春のリーグ戦の前まで未勝利。足の手術の影響もあって必ずしも評価されている投手ではなかった。それを逆手に巨人は2位でいきたかったともっぱら。1位は田中正義か桜美林大の佐々木にしつつ、2位で池田が獲得できたら万々歳と思っていたと聞く。それがリーグ戦で復活。この秋の活躍次第では、外れ1位級に昇格する可能性が高まった。リーグ戦の最初の登板試合は、巨人のスカウトが何人も大挙したが、もう巨人の隠し玉ってことはなくなりました」

 最近の巨人のドラフトは直前まで1位が決まらない。13年は松井(楽天)、森(西武)、大瀬良(広島)らが候補に挙げられたが、石川(ロッテ)を入札して抽選で外れ、日本生命の小林を獲得。13年は安楽(楽天)や有原(日本ハム)と言っていたが、急きょ、智弁学園高のスラッガー・岡本を指名した。昨年も今永(DeNA)や高山(阪神)がリストにいると山下部長は明かしていたが、最終的に中央球界では無名に近かった立命大の桜井を選んだ。なるべく競合は避けて急浮上した選手を一本釣りするのが最近の巨人。2位にもその傾向がある。

 現時点で1位は田中正義か佐々木とみられているが、「2位池田」の評価が急浮上するのは、巨人にとって痛しかゆしなのである。

最終更新:9月15日(木)9時26分

日刊ゲンダイDIGITAL

スポーツナビ 野球情報

MLB 日本人選手出場試合9月29日(木)