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【巨人】沢村、今季3度目また菅野の白星消した…それでも守護神の代わりはいない

スポーツ報知 9月15日(木)6時5分配信

◆中日5x―4巨人=延長11回=(14日・ナゴヤドーム)

 巨人が後味の悪いサヨナラ負けを喫し、対中日戦の今季負け越しが決まった。先発・菅野が7回9安打1失点も、9回に沢村が2点リードを守りきれなかった。今季、エースの勝利を消すのは3度目で、球団では47年ぶりとなる入団から4年連続2ケタ勝利は次回へ持ち越し。シーズン2位死守と、クライマックスシリーズ(CS)に向けて不安を残したが、守護神の代わりはいない。

 断った流れは、最後まで戻ってこなかった。延長11回、田原誠が大島に打たれ、サヨナラ負けを喫した。しかし、元はと言えば9回、2点のリードを沢村が守れなかった。これに尽きる。由伸監督も「ずっとそういう形でやってきているのでね。その形で終われれば良かったんだけど…」と敗因を挙げた。

 自滅だった。先頭・エルナンデスを四球で歩かせるなど、1安打2四球で無死満塁を招いた。1死後に代打・ビシエドに死球。続く阿部の中犠飛で同点とされた。守っている野手としては助けようのない乱調ぶりで、菅野の10勝目は消えた。指揮官は「痛いというか反省しないといけない」と指摘。村田ヘッドも「先頭の四球はないやろ。CSもあるから立ち直ってもらわないと」と厳しく言い放った。

 帰りのバスに向かう守護神は、ちゃんと足を止めて報道陣と向き合った。

 「智之がいい投球をしていたし、(自分が勝ちを消したのは)これで3回目なので本当に申し訳ないです。自分の力がないことが現実。僕のせいで負けてしまった。足を引っ張ってばかり。しっかり受け止めて次へ準備したいと思います」

 今、リーグ2位を死守することは当然だが、先のクライマックスシリーズに向けて状態を維持、もしくは上げていくことが大事だ。沢村は最近8試合で8失点と調子は良くない。だが、沢村の代わりも、チーム内を見渡す限り、いない。立ち直ってもらうしか下克上からの日本一は成し遂げられない。自ら由伸監督に2軍行きを直訴して10日間、自分を見つめ直す時間をもらったっていい。何らか行動に移し、復活することを求められている。下を向いている暇はない。

 1974年以来、42年ぶりの11連戦も、幸先の悪いスタートとなった。“沢村の誤算”により、2010年以来、6年ぶりに中日戦の負け越しも決まった。ただ、CSで勝てばいい。日本一になれば帳消しになる。そのためにも、残り13試合を大事に戦っていく必要がある。(水井 基博)

最終更新:9月26日(月)13時49分

スポーツ報知

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